キミを強く抱きしめたら 5 「で、『翔さん』はあなたのこと分かったの?」 前世でも今世でも、目の前でビールを飲んでいる『二宮和也』は俺の親友 二宮には、俺の記憶のことは話していてキミに出会えたことを嬉しくてそのことを伝えたんだけど帰ってきた言葉に、気付かないようにしていたことを付かれた「それは……」「だよね。想定内でしょ?」「そうなんだけど……」分かってはいる前世の記憶なんて、人はもって生まれてくるわけはないでもだけど「俺は、『しょーちゃん』が『やっぱり』『好き』なんだ」