キミはママ 11 | 青いたんぽぽ

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今日は早めに仕事が終わり、久しぶりに起きている空の顔が見てると思ったら嬉しくて

しょーちゃんと空の好きなロールケーキを買って家に帰る

 

「ただいま!」

 

玄関のドアを勢いよく開けた

 


「ぱぱ!おかえり!!」

 

俺の声を聞いてリビングから飛び出してきた空を目いっぱい抱きしめて、そのまま抱っこをすると

 

「相葉くん、お帰り」

 

と、いつも通り美人な奥さんが笑顔で立っていた

 

「ただいま」

 

そう言って、顔だけキミに近づけて唇に軽くキスをすれば

 

「ばっばか!空が見てるじゃん!」

 

って、もう何千回もしているキスに未だに顔を赤くするキミはほんと可愛い

まぁ、ベットの中のキミもすげー可愛いけど

 

「ああ!かけもする!」

「ん?してほしいの?」

 

キミにヤキモチをしたのかとちょっと嬉しくて空に聞けば

 

「かけがままにするの」

 

……やっぱりかよ

 

相変わらずのキミが大好きな空が俺の腕の中から抜け出すと、キミの手を引っ張り屈めと催促する

キミは俺の方を見て、にっこり笑うと

 

「空はここね」

 

そう言って自分の頬を指した

 

「ぱぱとおんなじとこにする」

 

空がそう言うと、キミはふふと笑って、今度は自分の唇を指し俺を見る

 

「ここはね、パパだけ」

「なんで?」

「ここはね、大切な人だけなの」

「たいしぇつ?」

「うん。空も大きくなったら分かるよ」

 

「うーん…でもね、ひーくんは………」

 

「え?」

 

空は不思議そうにキミの顔を見ながら言う

キミは空の言葉に慌てて、空の口に手を当てる

 

「しょーちゃん?」

「えっあっうん。なんでもない」

「なんでもないって?じゃ、なんでそんなに慌ててんの?」

 

キミは不器用に笑って

 

「あっあのさ!」

「何?」

「かっ空の浴衣、買おうと思ってさ。一緒に選ぼ!空、パパにも選んでもらおうね」

 

そう言うと空の手を取って、リビングに向かった

 

キミは本当に隠し事が苦手で、分かりやすい

俺は取り合えず、後でゆっくり聞こうと思って買ってきたロールケーキの箱を持ってキミと空の後を追った