日曜日の午後 7 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←







「何かあったの?」


なかなか分かり難いと言われるオレなんだけど

この2人には


翔さんほど、分かりやすい人はいないよ


と言われる


「やっぱり分かる?」

「どのくらい、あなたの保護者してると思うのよ」

「保護者って…」

「何があったの?」


智くんが優しく聞いてくる


「うん…」

「相葉くん?」


突然、名前を言われて驚いて智くんの方を見れば、やっぱりなって顔してる


「え?誰?」


違う会社に勤めてるニノがオレの腕を掴んで聞いてきた


「同じ会社のやつ」

「翔くんの隣なんだよね」

「何、そいつになんかされたの?!」

「ううん。食事に誘われて、誕生日を祝ってもらって、祝ってあげた」

「は?」

「は?って、オレも思ったよ」

「翔さん、そいつと仲がいいの?」

「隣だからね。たまに仕事の話はする」

「珍しいんだよね、相葉ちゃんが人を誘うのって」

「え?」

「誘ってるとこ、見たことないんだよ。基本、誘われて行くくらい」

「なんで、智くんがそんなこと知ってるの?」

「相葉ちゃん、社内でもモテるから。翔くんは、当たり前だけど」

「オレ、もてねぇーよ?」

「高嶺の花だからねぇ、翔くんは」

「意味わかんねぇし」

「翔くんは、そういうこと鈍感だから」

「バカにしてんの?」

「可愛いってことだよ」

「翔さんがモテるのは、分かりきってることで。相葉ってやつ、翔さん狙いなの?」

「さぁ、それはどうかな?」


この2人

事あるごとに、いつもそうやって


翔くんはモテる

 
って言ってくれるけど

確かに女の子に困ったことはない

声を掛ければ、ほぼ付いてきてくれるんだけど

その日限り

付き合うようなとこまでは、いかない

それってやっぱりそういうことなんだろうって


「それで、その相葉ってやつに誘われた事がなんかあるの?」

「いや、そういうわけじゃないんだけど…」

「けど?」


「引くなよ?」


どうせバレるなら、早めにこのもやもやをこの2人に聞いてもらおうと思った