日曜日の午後 6 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←






「ニぃーノぉー」


玄関のドアを開いた瞬間、ニノの優しい笑顔を見たら、折れてないはずの心は実は折れてたことを認めるしかない

オレより少し低い彼の胸に抱きついた


「よしよし」


そんなオレをニノは優しく頭を撫でる


「後で俺にもさせろよ」


ニノの後ろから、エプロンをした智くんが笑顔で立っていて


「翔さんにしてもいいのは、俺だけですから」

「ニノだけ、ずりーぞ」

「ふふふ。オレって2人のなんなのよ?」

「え?癒やし」

「そっ。癒やし」


3人で笑いながら、部屋の中に入った




リビングのテーブルの上には、智くんの手料理が並んでて


「すっげー!!」

「翔さんの大好物ばっかりですからね」

「俺が作ったんだよ」

「俺も手伝っただろうが」


智くんとニノの凄さに感動しながら


「ねっ!早く食べようよ!」


すでに食べることしか頭に無いオレは、2人に早く早くと手招きして座らせる

手土産程度のビールは持ってきていたから、それを開けてもらってグラスに注ぎあう


「翔くん、お誕生日おめでとう」

「翔さん、おめでとう」 

「ありがとう」


グラスを合わせて、半分くらい飲む


「これ、オススメだから」


なんて、智くんが小皿に料理を取ってくれる


「うまそー」

「美味いから」


自分の料理のスキルは、壊滅的

この2人にいつも助けられてる


口いっぱいに頬張る姿をいつも



5歳時だよねー



ってイジられるんだけど、そこは気にしない

そんな感じで、お酒と料理をしばらくは楽しんだ