日曜日の午後 | 青いたんぽぽ

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ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

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いつも思うんだ
 
女の子を抱いてるとき
 
 
 
羨ましいな
 
 
 
 
すげー気持ちよさそうで
 
もちろん、オレだって気持ちいい
 
 
 
抱かれるってどんな気持ちなんだろ
 
 
 
 
そんなことを思ってるなんて、誰にも言えるわけでもなく
 
 
ただ漠然とそんな思いを抱きながら、ベットに横たわる今日出会ったばかりの女の子をそのままにして部屋を出た
 
 
 
 
「これから、飲みに行きませんか?」
 
 
残業しないで帰れる珍しい時間に、隣のデスクの相葉が声を掛けてきた
 
いつも帰りが遅いから、こんなに早く帰れても何もすることは無い
 
趣味の一つでもあれば打ち込めるのだろうが、帰ってコンビニで軽いツマミでも買って飲んで寝るだけ
 
もったいないなぁって思ってたから、すぐに頷いた
 
 
「2人?」
 
「え?」
 
「相葉くんとオレだけで行くの?」
 
 
隣のデスクだからといって、学生でもないからそんなに仲良く話すわけでもない
 
部署の飲み会くらいでしか、飲みに行くこともないし、まして休みに会社の人と遊びに行くこともない
 
たぶん、これが始めてじゃないかってくらいで
 
だから、2人っきりで飲むわけじゃないだろうって思ってたんだけど
 
 
「誰か呼びます?」
 
「え?」
 
「女の子がいた方がいいですか?」
 
 
ああ、そういう意味でとったのか
 
 
「いや、そうじゃなくてさ」
 
「櫻井さんモテるから、俺より集まりそうですよね」
 
「だからそうじゃなくて。相葉くんと2人っきりでって、今までなかったじゃん」
 
「警戒してるんですか?w」
 
「なんで男に警戒しなくちゃなんないんだよ」
 
「した方がいいと思いますけどね」
 
「は?」
 
「なんでもないです。で、どうします?呼びます?」
 
「いや、いいよ。良い店知ってんの?」
 
「この前、良い店そうなの見つけて。櫻井さんと来たいなぁーって思ったとこがあるんですよ」
 
「へぇ。じゃ、そこ行こうよ」
 
「はい!」
 
 
なんか、めちゃめちゃ嬉しそうな顔をした相葉くんが可愛く感じて、オレも笑顔で頷いた