あそんでみた | 青いたんぽぽ

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ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 

 

思い付きw

 

少しだけ遊んでみました♪

なので続きませんが、楽しんでいただければ嬉しいです

 

 

なるみん…あと何話だ←

ずっと続いてほしいよー

あのなるみんのスタンプ、ほしいよー

 

そして、しょーさんがポテトをレンジでチンしたのか、気になる←w

 

 

 

 

 

 

 

♪*:・’゚♭.:*・♪’゚。.*#:・’゚.:*

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校の帰り

久しぶりに、そんな光景を見たのは

 

 

「出せるよね?」

「その可愛い顔に傷つけちゃうよ?」

 

 

一体いつの時代なんだよ?って聞きたくなるけど、言われてる方としてみれば怖いに決まって…

 

 

「ざけんなっ」

 

 

…ないらしい

けど、圧倒的に1人に対していかつい2人はきついよね

顔は見えないけど、うちの学校の制服

声に聞き憶えがないから、3年か1年

 

 

「どうする?」

「え?」

「可愛い女の子なら、速攻行くんだけど」

「お前、絶対将来刺されるぞ」

「美人なら、それもいいかも」

「こわっ」

「で、行く?」

「喧嘩、弱いんだけどねー」

「相葉くんより強い人知らないんですけど?」

「松本くんの方が強いでしょ?」

 

そう言いながら、二人並んで近づいた

 

 

 

「あの」

 

脅してる方の肩に手を当てながら、声を掛ける

 

「んだよ」

 

そう言いながら振り返り、俺と松本を睨みつける

 

ああ、めんどくさそう…

 

「あのさ、あんまりこういうこと良くないよね」

「はぁ?!」

「怖がってるよ?たぶん」

 

どう見ても怖がっているように見えない男の方を見る

 

「怖くなんてねぇーんだよっ」

 

はっきりとその男を見れば

 

へぇ、可愛い顔してんじゃん

 

「怖くないって」

「そこは、ちょっと怖がってたほうがいいと思うけど?」

「うるせぇ!こんなやつらにやられるわけねぇの!」

「いやー無理そうよ?」

 

どう見ても喧嘩なんて強そうに見えない

 

俺らはそう言いながら、男の前に立つ

そして、男を2人で背中で隠しながら、脅してる方の男たちの方を向く

 

「俺らが相手してあげてもいいけど?」

「は?」

「この人、たぶんあんたたちの相手にはならないよ?」

「相手って?」

 

「こういうことっ」

 

俺と松本は一瞬目を合わせて、目の前にいる相手の腕を掴む

その腕を上げて、身体を反転させて背中に腕を押し付ける

 

「いって!」

「だよねぇ」

「とりあえずさ、コトが大きくなる前にやめようか?」

「んだよっ」

「間違いなく、俺らの方が強いんだよ」

「そういうことだからさ」

 

そう言いながら掴んでる手に力を入れる

 

「ケガしたくないなら、ここからいなくなってくれない?」

 

にっこり笑って言えば、掴まれてるこいつら目を合わせて抵抗するのを止めた

だから俺らも掴んでる手を離した

 

「覚えてろよっ」

 

ホント、いつの時代だよ…って思うほど、そいつらは俺らを睨んで走って行った

 

「良かったね」

 

笑顔のまま振り向けば、なぜかものすごく睨まれてる

 

…なんで?

 

「だ…誰が助けろって言ったよ」

「え?」

 

「オレは一人でも大丈夫だったのにっ!!」

 

なんだ、こいつ…

助けてくれては言われてはいないけど、どう見てもやられるのは間違いなさそうなんだけど

 

「でも」

「ん?」

 

「ありがとう」

 

って、全然感謝してるように見えない感じでお礼を言ってきた

 

「ど…どういたしまして」

 

なんかおかしくなったけど、ここで笑うとまた機嫌を損ないそうで我慢してると

 

「あんたさ」

「なんだよ」

「うちの学校だよね?」

 

松本が同じく笑いをこらえながら聞いた

 

「え?」

「制服一緒じゃん」

「一年?」

 

ちょっと見た目が可愛らしくて、上に見えなかったからそう聞けば

 

「は?3年だよ」

「「え?!」」

「なんだよ?わりぃかよ」

「い…いや」

「悪くないけど」

「お前ら、2年の相葉と松本だろ」

「うん」

 

「オレは櫻井」

 

「「ええ!!!!!」」

 

 

名前を聞いて驚いた

うちの学校のトップクラスの秀才で、副生徒会長

でも、表に出てこないから学校では、名前だけはものすごく有名

生徒会長を動かしてるのは、この櫻井だってことは、学校の誰もが知っている人物

まさか、こんなことで知るなんて思いもしなかった

 

 

「何驚いてんだよ」

 

櫻井くんは、ちょっと拗ねたような顔で俺らを見る

 

「い…いや、こんなとこで会えるなんて」

「居たんだ、ホントに…」

「どういう意味だよ?」

「なかなかお会いすることがないから」

「まぁな。学年が違うとそうなるよな」

 

いや、違うから

 

櫻井くんは、ふふふと笑って俺らに

 

「ホント、ありがとな。でもさ、誰にも言うなよ。特に生徒会長には言うな。あの人、こんなことにオレが巻き込まれたなんて言ったら、すげー怒られるからさ」

 

なんて、右目を瞑って人差し指を自分の唇に当てる

 

「生徒会長って、大野さん?」

「そ。智くんって、怒るとすげー怖いの」

「そうなんですか?」

「そうは見えないけど」

「温厚そうなのにな…って、やべっ!」

「え?」

「その智くんと約束してんの。じゃ、相葉、松本ありがとうな!」

 

櫻井くんは、笑顔でお礼を言うと俺らに手を振って走って行った

 

その後ろ姿をぼーっと見ていた松本が

 

「相葉くん」

「何?」

「俺、ヤバいかも」

「何が?」

 

「櫻井くんに惚れたかも」

 

そう言う松本の顔を見ながら、まさか俺も同じことを思ったなんて言い出しづらくなった…

 

 

 

 

 

おわり