あもーれ 23 | 青いたんぽぽ

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ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 

 

 

 

 

 

「はぁぁぁぁーーーー」

 

 

ぼすんとベットにダイブする

 

 

「ああもぉ!!!」

 

「うるさい」

 

 

1人だと思ってたのに、いつの間に…っていうか、当たり前のように勝手に俺の部屋にいるニノがゲームをしていた

 

 

「お前な」

 

「ほら、あんたが大声出すからやられちゃったじゃん」

 

「知らねぇーし!っていうか、ニノだけ?」

 

「は?なんで?」

 

「だってさぁ…その…おーちゃんは?」

 

 

しょーちゃんに二人の関係を聞いて、なんとなくニノだけがここにいるのはどうかって…

 

 

「知らないよ」

 

「え?だっだって」

 

「いつも一緒に居るわけじゃないし。俺らのこと、聞いたんでしょ」

 

「うん」

 

「なら、気にしなくていいから」

 

「どういうこと?」

 

「うちらのことを聞いたとこで、あなた達の関係が変わるわけじゃないでしょ」

 

 

なんてなんでもないような感じで言うけど、何年一緒いると思ってんだよ

 

 

「照れるなって」

 

「は?!」

 

 

こういう時のニノは、ものすごく冷たくなる

 

 

こいつだって、わかりやすいんだからw

 

 

「今度、二人で来いよ」

 

「お断りします」

 


 

ニノはそう言うとまたゲームを始めた



「いつでも来いよ」



 俺はにやって笑ってからベットに寝転び、ニノの背中を見る

 

 

「ねぇ」

 

「何?」

 

「俺がなんで深ーいため息をついているのか、気にならない?」

 

「ならない」

 

「あのさ」

 

「言うのかよ」

 

「しょーちゃんってさ、バージンだよね…」

 

 

俺の言葉を聞いて、ニノが近くにあったティッシュボックスを投げてきた

 

俺は飛んできた箱をキャッチする

 

 

「あぶねっ」

 

「当たればいいのに」

 

「酷くね?」


「何、無理やり…」


「してねぇーよ!ただ…」

 

 「ただ?」


「いつか無理やりしてしまいそうで、嫌われるかもしれない…怖ぇーよ…」


「アホ」



今度はニノが深いため息をついた