キミはママ? 26 | 青いたんぽぽ

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ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

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暇つぶしとか言って怒られたり

松兄に絡まれたり(違)

 

可愛すぎるよ……しょーさん…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、ちょっと重たい話が続きますので

苦手な方はスルーしてくださいな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この子が空です

 

 

うちの母さんくらいの女性は、涙ぐみながら笑って空を抱きしめた

 

 

 

2人で休みを合わせ、空を預かった時に渡された母子手帳に書かれていた住所のアパートに行くと、そこには誰も居なかった

 

でも、会って話がしたい

 

だから、そこの大家の女性に聞きに行くと俺らは言葉を失った

 

 

 

そこの住まれて方は、もう半年前に亡くなりましたよ

 

 

 

悲しそうな顔でそう言われて、どう答えていい分からなかった

キミは空を抱きしめて俯いてる

 

 

「この子は、春子ちゃんの?」

 

大家さんは微笑んで空の頭を撫でた

一瞬、誰のことだろうと思ったけど、母子手帳の母親の欄にそう名前が書いてあったことを思い出した

 

「はい、預からせて頂いてます」

「そう。大きくなったわね」

「知ってるんですか?空の事」

「知ってるわよ。教えてくれたから」

「そうなんですか」

「一人で育てるんだって、笑顔で言ってたのにね。この子を産んでから病気に気がついたらしくてね。だから、預けてきたんだって言ってたのよ。親御さんと仲直りしたんだっておもってたんだけどね」

「え?」

「春子ちゃんね、親御さんと喧嘩して家を飛び出したらしいの。この子の父親と上手くいかなくてね。可哀想な子だったわ。でも、空くんが産まれてこれからって時だったのに、病気になっちゃって。治るまで、知り合いに預けてきたっていってたのよ。あなた達だったのね」

 

大家さんは、俺らが誰なのかは知ってる

けど、そんなそぶりも見せないで空の母親のことを教えてくれた

そんな気遣いに感謝をする

 

「ありがとうございます」

「いいのよ。あなた達もびっくりしたでしょう」

「ええ、まあ」

「でも、空くんもいい人に預けられたわね」

「そんな…」

 

「で、これから会いに行くのよね」

 

大家さんはにっこりと笑って俺らを見た

 

「待ってて。今、住所を教えてあげるから」

 

そう言うと、大家さんは自分の部屋に戻って行った

 

 

 

つづく