キミはママ? 22 | 青いたんぽぽ

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CM…

 

 

あのしょーさんはなんなん!?

オレ、きっと、もう、ダメだ←

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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キミと空はシェアしない

 

確かにそう言いましたよ、言いました

けど…

 

「ここ、使っていい?」

「角は俺ね」

「俺は翔くんの隣がいいな」

 

キミの夏の大仕事が終わり、『ひと段落』がついた

そのタイミングでキミは事務所に掛け合い、一人での仕事をセーブすることになった

 

とはいえ、仕事に対して絶対に妥協なんてするわけないから、昼間は空を預けて夕方戻るようにした

 

そんなキミのことを心配しないわけがない、うちのメンバー

間違いなくキミと空にはものすごく甘い

 

 

「2人が駆け付けないこともあるでしょ」

「空が寂しがるかもしれないし」

「翔ちゃんが倒れたら大変なんだよ」

 

 

この家は3人にしては大きすぎるな…なんて思ってたんだけど

 

引っ越し先の家につくと、どう考えても見覚えのない荷物までが運び込まれてて

 

「それはこっちです」

「それはここ」

「俺の荷物は終わった」

 

大野さん、ニノ、松潤

3人がそれぞれ、2階の部屋に荷物を運んでいく

 

「あの…」

 

テキパキと動いてる3人に声を掛ける

 

「この荷物は、みんなのかな?」

 

「そうだよ」

「他人の荷物なんて運び込まないでしょ」

「俺のルアー、どこ行った?」

 

当然だろ?なんて顔で返ってくるから

 

「はぁ?!なっなんで?!」

「だから、言ったじゃん」

 

「「「一緒に住むって」」」

 

 

聞いてねぇ!!!!!!

 

 

「あれ、もうみんなの荷物運び終わったの?」

 

呆然としている俺の後ろから、のんびりと空を抱っこしながらキミが言う

 

「え?何?しょーちゃんは知ってたの?」

「何が?」

「何がじゃなくて!一緒に住むって話!」

「ああ、うん。だってさ、住みたいって言ってたし」

「え?」

「この家の探してくれたの、ニノだよ」

「事務所が…」

「うん。でもね、ホントにうちらだけで住むとなるといろいろ面倒なことが起こるし。それに、みんなも空と住みたいんだって」

 

キミはにこにこしながら言ってるけど、空だけじゃないってことを分かってない…

 

「空、パパが増えたねぇ」

「しょーちゃん…」

「ん?」

 

嬉しそうに空の頭を撫でながら言っているキミを抱きしめる

 

「狼が増えたの間違いだからね」

「は?」

「いい?しょーちゃんの旦那様は俺なんだからね!で、空のパパも俺なの!」

「知ってるよ?」

「へ?」

「男のオレを好きだなんて言ってくれるの、相葉くんしかいないだろ」

「そうじゃなくて」

 

キミはふっと笑って、俺の頬にキスをする

 

「オレが好きなのは、相葉くんだけなんだから」

 

ちょっと照れたように言うキミが、とてつもなく可愛い

 

「しょーちゃん!!」

 

「はい、そこまで」

「まだ終わってないんだからね、相葉さん」

「翔くんは、座ってていいからね」

「おっおい!俺はぁ!!」

 

ニノと松潤に両腕を掴まれ、大野さんはキミの肩を抱いている

 

「頑張れ、相葉くん」

「あー!」

 

そんな俺をにこにこと二人で見ている

 

「もぉー!今日の夜、しょーちゃんの部屋に行くからね!!」

 

そう叫ぶ前に、大野さんがキミの耳を塞ぐ

キミは聞こえないから、?って顔してるし…

 

…そんな顔も可愛いよ

 

俺は大きなため息をつき、この狼だらけの家でどうやって姫をを守ろうか真剣に考えることにした

 

 

 

 

つづく