今度は、俺から 17 | 青いたんぽぽ

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ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 
 
 
ニノが良い人で泣けてきた←お前が言うな
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
 
 
 
 
 
 
5人の楽屋のドアの向こうから賑やかな声が聞こえる。
 
ニノと会った数日後、
 
 
 
翔ちゃんと別れた
後は、相葉くんに任せた
 
けど、もし翔ちゃんを泣かせるようなことがあれば、すぐにでも奪い返しに行くから
 
 
 
そうラインが入った。
 
 
 
ごめん、ニノ
泣かすようなことはしないよ
 
ありがとう
 
 
俺はそう返しながら、ニノに感謝の気持ちを繰り返した。
 
 
 
楽屋のドアを開ければ、前のようにニノの隣には大野さんがいて。
それを呆れるようでいて、楽しんでる松潤がいた。
 
「おはよ」
 
少し大きめな声で挨拶すれば、一斉にみんながこっちを向く。
 
「おはよ」
「おはよう」
「おはよう」
 
いつもの通りのみんながいて。
 
「声がデカいって」
 
笑いながら、ニノが俺にいつもの通りに言ってきた。
 
「そんなことないだろ」
「うるさいくらいだよ」
「ひどくない?」
「いや、全然酷くない」
 
何も無かったかのように接してくれる男前のニノに、俺は勝てないって思った。
泣きそうになる俺のことをすぐに察したニノは俺に近づき。
 
「情けない顔して。そんなんじゃ、すぐにでも奪っちゃうよ?」
 「だっダメだよっ!」
 
「だったらさ、そんな顔すんな」
 
そう言って、俺の肩をバシバシと叩く。
 
「痛いって」
「痛くしてんだよ」
「なんだよ、そ…」
 
笑いながらニノに言っていると、楽屋のドアが開き。
 
「おはよ」
 
少しやつれた顔をしたしょーちゃんが入ってきた。
そして、俺とニノの方を見ると顔が少し強張った。
そんなしょーちゃんを気が付かないふりをして、笑顔でニノがしょーちゃんに。
 
「おはよ、翔ちゃん」
「あっ…うん…」
「今ね、大野さんに好きなもん買ってくれるってさ、言われて選んでるんだけどさ、あれはダメこれもダメとか言ってんだよ。男らしくないよね」
 
ちらりと大野さんの方を見て言えば。
 
「お前!限度ってもんがあるだろ。翔くん、聞いてくれる?ニノってばさ、すげー高そうなゲーム機を買わせようとすんの。ほかにも選んでるしさぁ」
「だって、買ってくれるんでしょ?」
「だから、限度があんだろ!」
 
そう言いながら、2人は元に位置に戻っていく。
そんな二人を見ながら、しょーちゃんは。
 
「…何、あれ?」
「なんだろうね」
 
俺は心の中で、2人に感謝をしながら、不思議そうに見つめてるしょーちゃんに。
 
「しょーちゃん」
「え?」
「この後、仕事無いよね」
「う…うん」
 
俺は、まっすぐしょーちゃんを見つめて言った。
 
 
 
話があるんだ
 
 
 
 
つづく