あの日の約束。19 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 

 

ぐだぐだの終わりです・・・

 

長い間、温かくお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

みなさんが大好きです!(*ノω・*)テヘ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

 

 

 

あれから、二人でいろんなとこ行って。

じーちゃん家に行って、しょーちゃんを見せたら。

 

「やっぱり、べっぴんさんになったなぁ」

 

って、鼻の下伸ばしてばーちゃんに怒られてたけどw

すんなりと二人の関係を受け入れてくれて。

 

「だって、あんた達、結婚するんだ!って言ってたでしょ」

 

なんて、にこにこして言われた。

確かにそうなんだけど、じーちゃんたちはしょーちゃんのこと、女の子だって思ってたわけなんだけど。

 

「こんなべっぴんさん、あんたには勿体無い」

 

って。

一応俺、可愛い孫なんですけど?

 

「この子の事、よろしくお願いします」

 

なんて頭を下げられて。

 

「こちらこそ、不束かな者ですがよろしくお願いします」

 

しょーちゃんが頭を下げるから、慌てて俺もさげた。

 

 

「やっぱり、まぁーくんのおじいちゃん達も優しいね」

「しょーちゃんがいい子だからじゃない?」

「違うよ。おじいちゃんもおばあちゃんもいい人だから。雅紀はいい人達に育てられたんだね。今度はきちんと挨拶させてもらうね」

 

しょーちゃんはそう言って優しく微笑むから。

 

俺、いいお嫁さんもらったかも♪

 

 

こっちに帰ってから、ちゃんとニノと大ちゃんにも話をして、ニノはすっげーイヤそうな顔してたけど、大ちゃんに慰められて。

 

「翔さん泣かせたら、絶対許さないからな!」

「大丈夫だよ」

「翔さん、こいつでいいの?」

 

ニノはしょーちゃんを抱きしめながら聞いてる。

 

俺のなんですけど?

 

「まぁーくんがいいんだ」

 

ちらりとこっちを見て言うから。

 

それ、ずりぃー!!!

 

悶絶寸前で留めてたはずなのに。

 

「相葉さん、キモい」

「キモいとか言うなよ」

「相葉さんは、心の声がデカすぎんだよ」

「そうなの?」

 

しょーちゃんに聞けば、困ったような顔してる。

 

やっぱデカイんだ。。

 

「まぁーくんは、それでいいんだよ」

 

なんて言うから、やっぱり可愛い

 

「うるさいよ」

 

ニノにまた、怒られた。。

 

 

 

ずっと。

ずっと、しょーちゃんは俺のこと好きでいてくれて。

俺は、1度はしょーちゃんのこと、忘れてしまったけど、もう忘れることも離しもしない。

 

大人になったら、迎えにいく

 

だから…

 

 

 

 

俺は、しょーちゃんをあの日と同じ日に、二人の思い出の場所にきた。

しょーちゃんは、川を眺めて微笑む。

 

「不思議だね」

「ん?」

「もう一度、まぁーくんとここをこんな風に来れるなんて」

「ごめんね、俺、憶えてなくて」

「もういいよ。ちゃんと思い出してくれたでしょ」

「うん。俺の初恋だもんね」

「オレもだよ」

「初恋は実らないって言うけど、あれは嘘だなって」

「え?」

「だって、ちゃんと叶ってるじゃん」

 

しょーちゃんは、ふふふと笑って俺を見る。

 

「でね」

 

俺は、ポケットから紅い石がはめ込んである指輪を取り出し、しょーちゃんの左手の薬指に嵌める。

 

「迎えに来たよ、しょーちゃん」

 

しょーちゃんは指輪を見て、俺を見る。

 

「ずっと。ずっと好きでいてくれて、ありがとう。これからも好きでいて。俺もこれからも好きでいるから」

 

しょーちゃんは、きゅっと唇を噛みしめて頷いてくれた。

俺は、そんなしょーちゃんを抱きしめて。

 

「お誕生日、おめでとう」

 

しょーちゃんは、驚いて顔を上げる。

 

「誕生日だったんだよね。あの日、俺がしょーちゃんにどうしてもあげたかったこともね、思い出したから」

「まぁーくん…」

「幸せになろ」

 

綺麗に微笑むしょーちゃんに、俺は誓いのキスをした。

 

 

 

 

おわり