あなただけをみつめる。24 | 青いたんぽぽ

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腐なので、ご注意ください(笑)

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通常通りの急展開←

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜

 

 

 

 

もう、逢うことなんてないと思っていたのに。

 

もう、待つことを止めたのに。

 

なんで、あなたがここにいるの?

 

 

彼は全然変わってなくて。

前と同じように、優しい笑顔でそこに立っている。

 

「…な…んで」

 

自分の周りだけが止まる。

 

どうして?

なんで?

 

言いたいのに、言葉なんて出なくて。

目の前にいた雅紀の後ろから、一歩一歩近づいてくる彼から目が離せなくて。

 

息が出来ない。

苦しい。

 

そんなオレの姿を雅紀は見て振り向き、そっとオレの前から離れた。

 

「ただいま、翔君」

 

あの時。

オレといたときのままの彼の笑顔と声。

 

夢?幻?

 

いや、違う。

 

「相変わらず綺麗だね、翔君」

 

智くんは、目の前に立ち、オレの頬に手を当てる。

 

「な…んで?」

「なんでって、翔君を迎えに来たんだよ」

「う…そ…」

「嘘なんてつくわけないだろ」

 

智くんは笑って、そう言った。

 

夢にまで見たことが、今現実に起こっている。

ずっと、強く思ってたことなのに…

 

「キミ、誰?お客さん?」

 

智くんは、オレの少し後ろに立っている雅紀に目をやり聞いてきた。

 

「おっ俺、相葉雅紀と言います」

「相葉くん?」

「はい。しょー…櫻井さんの友…達です」

「俺は、大野智。相葉くん、かっこいい友達だね」

「そんなこと」

「翔君の周りには、かっこいい友達がいっぱいだな。松潤とか」

 

智くんは笑ったまま、オレの方を見る。

オレはただ、頷くことしか出来なくて。

 

「翔君、大丈夫?」

「え?」

「なんか、お化けでも見ているみたいだよ」

「そんなこと」

 

智くんは、はははって笑って、オレに当ててる手を離すと、その手を肩にやり、ぐっとオレを自分の方へ引き寄せた。

 

「ごめんね、相葉くん。俺ら、これから話があるから、帰ってくれないか?」

 

聞いたことない声で、見たこともないような顔をして、雅紀に言う。

 

「二人っきりで話したいんだ。翔君もいいだろ?」

 

 

 

 

つづく