熟成を重ねた4G63エンジンも遂に、エボⅩの登場で終わりました。
かなりエボⅩは気になりますが買える訳が無く・・・
まだまだ現役でガンバっている、うちのエボⅣはお疲れなのでリフレッシュしてあげましょうかね。

 

 

エボⅣ~Ⅵまでは、共通の持病があります。
うちのエボⅣは、まだ症状が出てないですが対策品に交換して予防しておきます。
エボの持病とは・・・
①ターボアクチュエーターの固着
②タイミングベルトカバーの変形
 
 
【アクチュエーター】
ボンネットの放熱ダクトから、雨水・洗車時の水がエンジンルームに浸入
アクチュエーターの作動ロッドの隙間に水が染み込みアクチュエーターを腐食⇒固着させる。
アクチュエーターバルブが閉まったままの状態で固着するため、ブースト圧を制御できず上がり放題です。
 
 
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部品代 13,965円
交換工賃 11,000円程度
工賃が予想より高かったので自分ですることにした。
【症状は?】
初期は、ブースト圧が不安定になり、完全に固着すると異常に上昇します。
ブースト圧の制御が出来なくなるから、最大1.7キロ付近までブースト圧が上昇します。
錆が進行するとアクチュエーターが破損し、ブースト圧は掛からなくなります。
ほとんどは、ブースト圧の異常上昇で以下の時系列で進行します。
固着⇒ブースト圧異常⇒タービンブローorピストン棚落ち⇒アクチュエーター破損⇒ブースト掛からず
 
 
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対策品

水の浸入防止のためにカバーが付いている。

入ってしまった水が抜ける穴も開いている。
 

 

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交換(交換時間1時間程度)
アクチュエーターロッドを留めているEリングが小さく飛びやすいので注意
①ラジエターの水を抜く(交換しない時は残しておく)
②ラジエターファンのコネクタを抜く
③ラジエターホース上下(ラジエター側のみ)、リザーバーホースを抜く
④ラジエター本体を外す(ステー2個)
⑤タービンヒートカバーを外す(ネジ4個)
⑥アクチュエーターを交換する

 

 

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外したアクチュエーターは、錆があるものの外観では異常なさそう

 

 

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内部が錆付いているのかな?
これで安心してアクセルが踏めるよ!
 
 
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【タイミングベルトカバー】
樹脂製のカバーが熱によって変形しタイミングベルトと接触する。
最悪タイミングベルトが折損
部品代3,780円
交換工賃2,500円程度
 
 
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対策品
内側に強度増しのリブが入っている。
こちらの交換は簡単です。
奥の下のネジが、入り組んだ所にあり、やり難いだけです。

 

 

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外観は、大きい亀裂がありました。
外したカバーの内側は、ギアが接触した跡がありました。
幸いギヤだけ接触したようで、タイミングベルトはキレイでした。