今からちょうど10年前の2014年。
その年のF1マシンは史上最悪のデザインだった。
レギュレーションの大幅な変更があったので、きっとみんなてんてこ舞いだったのかもしれない。
エンジンもギヤボックスも燃料量も変わった。
1番大きかった外観上の変更は、ドライバーの安全のためノーズの最低地上高を大幅引き下げた事だった。
これが物議を醸した。
レギュレーションの抜け道を見つけたコンストラクターたちは、とんでもないノーズを付けたマシンを作った。
アリクイノーズ、セイウチノーズ、掃除機等々、いろんな名前のマシンが現れた。
先っぽについてる棒がノーズの先端だから最低地上高は下がってるでしょ?という見解だ。
だが、酷いデザインは2014年だけではない。
2008年も酷かった。
2008年のF1マシンは、いろんなところから「羽根」が生えた。
いろんなところにフィンが付いた。
カッコ悪い。
F1の世界は、勝利のためならなんだってする。
優先順位の1番は「勝利」
僕としては、強いマシンはただ単純にカッコ良いマシンであって欲しかった。
2024年のマシンは単純にカッコ良いと思う。
プラモデルを買っても良いと思った。