蜉蝣峠を見た翌週。。
ちょっと予定を詰めすぎた感があるが行ってきました。
谷崎潤一郎の春琴抄をベースに、その官能美を描きつつ
独自の解釈(現代化に対するアンチテーゼ)を加えて云々。。
という能書きがつきそうな感じ。笑
原作をそのまま舞台化しても面白みがなくなってしまう
というのもあるのだろうが、何となく違和感を感じた。
ただ、陰影礼賛という部分は視覚的にも
うまく表現されていて、それは成功していると思った。
芝居としては、演技はもちろん最小限以下の小道具に
三味線の音、畳を叩く音という音響効果をつけるだけで
これだけの表現ができるのか!という感じ。
非常に洗練されていて、だからこそできるものだと思う。
ただ、私はこういうものも嫌いではないが
派手さは皆無なので見る者を徹底して選ぶと思う。
高校生くらいの女の子が背伸びして見るにはちょうどいい。笑
それから、ナレーションが入る(舞台上に読み手がいる)
のだがそれは全くすんなりと物語に合っていて素晴らしかった。
一つ、許せなかったのは佐助が目を刺すところ。
音響として鼓が打たれるのだが、キレが無くてイラっときた。
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まぁ、本来の芝居の面白さを感じるにはちょっと地味すぎ。
蜉蝣峠みたく娯楽として楽しむというのとは全く別物。
何度も見たいとは思わないかな。
ただ、小手先の演技では表現しきれない
舞台全体の雰囲気といえばいいのか
その舞台そのものが持つ気迫というのがあったから
好きな人はすんごくピタっとくると思う。
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