マジかぁ…

記念すべき1棟目になってもらえそうだったお客さん

「やっぱり無理です。ゴメンナサイ」

の一言

断りを入れられてからも諦めずにポスティングしたし、クソ長い手紙書いたし、今日もめげずに訪問した

でも、結局お客さんに苦痛を与えただけだった

「そういうあなたの行動が僕にとっては苦痛だし、腹立たしい。パナさんの家は気に入ってるし、あの物件はホントに欲しい。けど、僕には購入するだけの収入がないんです。悔しいけど…」

そう言わせてしまった…

一家の大黒柱として、一番口にしたくないであろう言葉を言わせてしまった…

めっちゃ温厚で、家族のことをすごく大切に想ってるご主人が、

あんなに感情を表したの、初めて見た…

それだけ本気ってことなんだなって感じた

「一回断られたくらいで諦めちゃダメ。諦めずにアタックしてこい」って先輩も上司も言うけど、

私には無理だった

だってご主人、「寺廻サンにはホントによくしてもらったし、感謝してます。ホントに申し訳ない…」

ってさ。社会人として、住宅営業としてヒヨッコの、たったの23歳のペーペーに、深々と頭を下げたんだよ?

出逢ってたった3週間なのに

受注につながらなかった悔しさや悲しさなんかより、

私は感動した

初めて担当したお客さんがこの家族で良かったってホントに思った

なんかすごくこのお客さんのこと好きだった

顧客として見るよりも、知り合いの家族みたいな、

なんか身近で、暖かくて、家づくりに真剣で、

お子さんのことホント大事にしてて、

理想の家族だった



商談打ち切りの流れになって、「お客さんとの関係が切れちゃうな」って淋しさがいっぱいだった

そしたらご主人が

「寺廻サン…これからは、会社とか、利益とか、そういうのナシにして、営業としてじゃなくて、プライベートなお付き合いしていきましょうよ。嫁の携帯知ってるし、いつでも遊びに来てくれたらイィから。子供達と遊んでやってニコニコ

って言ってくれた

ガラでもないけど、涙が止まらんかった

営業として自分がやってることに自信が持てなかった

手紙も電話も、全部形式的で、相手のことを考える余裕なんてなくて、

上司にやれって言われたことを12時前まで会社に缶詰になってやったりもしてた

お客さんには分からないとこで作業して、見えないことやってるけど、

確かに伝わったんだなって思えた

まだまだできることは少ないし、分からないことばかり

でも今日、この仕事を選んだ当初の新鮮な気持ちを思い出せて、「いつかやってやる」って思った

今の自分にできることを、まずは全力でやりきってみようって

上司も先輩もそのお客さんのことボロクソ言った

支払いにビビッてるだの、自信がないだの…

聞き苦しいわ

自分なりの営業スタイル作ろって思った

利益だ、受注だ、数字だ

そんな大人の世界に染まるのは、私はまだ早い気がする

そんなん言ってたら受注取れんって言われるやろうけど、

自分らしくない営業スタイルで受注取っても嬉しくない

お客さんのためって、口ばっかりやねーか

あんな大人には、絶対にならん