私が何故、ブログを書くのか… よろしければこちらから
ICU については、こちらから
個室に移ってからの話は、こちらから
再手術については、こちらから
4人部屋に移ってからの話は、こちらから
転院については、こちらから
リハビリについては、こちらから


会いに行った
病院に着いたのが16時近かったので、病室に行く前にリハビリ室に寄ってみた
すると父の姿
遠目で 父だ! とわかったものの、
あれ・・・こんなに小さかったかな
本当に痩せたな・・・


母の手料理を食べられなくなって約3ヶ月
断酒してから約3ヶ月
元々太っていた父だけに、痩せ細ってしまったわけではないけど、以前より痩せたことは確実にわかる
母の回復に伴い、父のため息も減って、最近はほとんどため息をつくことがなくなったように感じる

リハビリ見学中、父と話をした
母が落ち込む時は、便秘に悩まされて身体が苦しい時で、何か以前の自分と比べて、今は出来ないことが多くなって卑下して落ち込む・・・とかではないので、体調(腸)さえ良ければ、落ち込むことも少ない気がするね
当然、帰りたい!気持ちがあることは確かだけど、見通しが持てて、それを実感出来る回復が見られたり、感じられることで、リハビリを頑張ることも出来そうだねと

歩きたい

その思いは、出来る限り叶えてあげたいと思う
杖を使ってでも、自分で歩けるようになると良い
脳挫傷による2度の手術後の脳の状態で、母がどれだけ認識したり、認知出来たりするのかはわからないけど、出来る限り達成可能な目標をゆっくりでも達成出来るようなサポートがあると良いかなと思う

その日私が着いた時にしていたリハビリは、作業療法
集中力を鍛える課題らしいものだった
こっそり、母に気づかれないように後ろから見てみたり、遠くから様子を見ていたけれど、気が散ってしまうことも少なく、集中出来ているようだった
リハビリ室なので、他にもたくさんリハビリをしている人がいるし、中には耳が遠い人もいるのでその日は特にセラピストの人の声が大きくないと聞こえない人もいたから、かなりの音量が周りでしていたのに、それらに気がそれてしまうことなく、集中して課題をこなしているように見えた

リハビリが終わり病室に戻ると、トイレに行きたいと言うので、付き添う
トイレでの車椅子からの起居動作は、手すりを掴むことで1人で出来るし、衣服の上げ下げも1人ので出来るようになっていて、母が
1人で出来るようになったよ
と教えてくれた

一つひとつ出来ることが増えていくのは、母自身も、私達家族もとても嬉しい
車椅子からの起居動作が出来るようになり始めた頃、洗顔時に洗面所で立って顔が洗えるようになった時、母が声に出して
嬉しい!
と言ったと、付き添っていた父が教えてくれた

いくら、誰が悪いわけでもないアクシデントによる怪我で外傷性脳損傷を受け、意識のない2週間を過ごし、その後もベッドの上の生活が続いたことで、筋力が低下しQOLがかなり低下していた母だけど、土日祝日関係なく1日3〜4時間の各種リハビリは、効果を十分感じられるもの
見ている父は、自分だったらこんなことやって何のためになるんだ・・・と思ってしまうそうだ
とよく言っている、その時そう判断できる力がもし自分にあったとしたら、だけど・・・と

こうした専門的な分野は、見る視点によりかなり見方が変わってくるのは、よくあること
母の場合は、特に集中力や注意力を強化しようとしているので、課題の内容の目的を考えずに見てしまうと、何の意味がある?と思ってしまいやすいかもしれない
理学療法での身体的なリハビリは、どの人が見ても、何を最終目標にしているかわかりやすいけれど、作業療法や言語療法は、なかなか伝わりにくいものかもしれない
母の入院先は、言語療法は個室で行うので見えないので私も何をしているのかわからないけど。

それを患者家族にわかるように説明していたら、キリがないのかもしれないし、父の様に毎日面会時間たっぷり付き添う人もほとんどいないので、父が付き添う時間に伴い、今まで父が考えもしなかったような様々なことを、疑問に思ったり、意義を考えたりするのだろうと思う
そして、晴れて退院出来た時にはその先の生活を父がカバーしていかなければならないので、それに対する多少の不安も絡んでくるのかもしれないと思った

退院した後も、今の頻度でしばらく実家に足を運べると良いなあと私1人で思っている
退院したからいいじゃん!
と夫は思うだろうけど、それとこれとは別だから