本書の肝
1️⃣中学生の初恋
2️⃣知人や親族の自殺
3️⃣絶滅した種、もともと無かった種
赤いスイートピーも歌が流行った同時は世の中に存在しなかったらしい
歌をきっかけに
現代では18年?かけて開発されたらしい
4️⃣嘘や間違いが本当になる事もある
人の感情や生活は日々移り変わる生き物のようなものだ
例えば あたらしい(新しい)
と言う言葉は、そもそもが
あらたしい(新たしい)が正しいが、言いにくいとかの理由もあり間違った
あたらしい
が、巷に蔓延した、正しかろうが、元々そうだろうがなんだろうが
世間一般に使用され、認知されているものこそが
正義なのだ
民主主義とは本来そう言うものだ
5️⃣犯罪の模倣を防ぐための隠蔽
6️⃣巻き込まない為に除け者にする馬鹿馬鹿しさ
おおむね最後には巻き込む事となる
7️⃣真実を自分が語りたくないなら相手にその旨を伝えて失踪すると言う選択肢
8️⃣出来る人にはわからない、出来ない人の苦悩
昔良くいわれたが
それは出来ないと言うよりもやろうとしない人のたわごとに過ぎない
9️⃣東野圭吾作品としては親切すぎる
最後に種あかし
テーマが種だけに
🔟天才とは何か?天才には神に与えられたその能力を世界に還元する義務があると、誰が決めたのか?
本作はミステリー小説と言う舞台装置を利用した
筆者のアンチテーゼである事は論ずるまでもない
こう言った手法は過去作から最新作まで
基本的に同じであると言えるが
本作はかなりわかりやすく親切に語られている
エバンゲリオンの地上波アニメ最終話とその前の2話のように
言いたいことは最後の数ページに凝縮されている
最初の470ページはその伏線に過ぎない
じゃ