久しぶりに京極堂シリーズを読んでいる

個々の作品は

それぞれが独立した短編としても楽しめるし

発売順に読めば、時系列や登場人物の成長や人間関係の変化なども楽しめる

ヤツガレはアニメ版の魍魎の匣(2作目?)から入って原作小説にってパターンで


その後、姑獲鳥の夏(一作目?)を読み

それからはリリース順にここまで全作読んでいるから



おおむね時系列順に読み進めている事になる

邪魅の雫は9作目?となるようなので

良い意味で

作風がだんだん固定化されているように感じる

やはり過去作品を全部読んでる前提で、最も楽しめる構成だと思う

冒頭に抽象的なイントロダクションがあり

実はそれが物語の核心に触れるヒントまたは解答だったり

最初は延々とサブキャラが訳もわからずに奮闘し、空回りし、七転八倒しながら的外れな事を繰り広げるが、最後の最後で主人公が登場して、美味しい所だけかっさらう、みたいな(笑)

冒頭にも探偵がかき乱して本屋がケムに巻いて一件落着

みたいなことが書いてある(笑)

まさしくそのとおりだ

今回も140ページ目くらいでやっと本屋の名前だけちらっと出てきた

いつになったら出てくるのか?とやきもきしながらまだかまだかと不安になって諦めた

1400ページの中でおそらく本屋は最後の100ページくらいからやっと出てくるのだろう


今回のBGMは

ビルエバンス アローン

マイルスデイビス 死刑台のエレベーター


じゃ