ハートランドが解散して
新しく
ホーボーキングバンドとレコーディングした初めてのアルバムとなる
収録曲数17
と
それまででもっとも多い
すなわち短い曲ばかりだ
新しいバンドで色とりどりな事を試したい
と言う意気込みが伝わって来ますね
たけしのテレビタックルの主題歌
楽しい時
とか好き
ヤツガレとしては
ハートランドの方が好きだが
ホーボーキングも、この時既にかなり完成されている
ハートランドは野心のある若者が皆で切磋琢磨して成長して行った感じに対して
ホーボーキングは
成熟した個人がそれぞれ佐野元春さんが
自分に何を求めているかを探りながら佐野元春さんの目指すサウンドを追求する職人集団って感じ
それでいてアットホームな感じもする
なかなか理想的な感じ
リードギターがこう来るならサイドギターはこうだろ?って言う会話がセッションの中で自然に出来上がって行くのだと思う
バンドとは本来その様なモノだ
ヤツガレのバンドも長い間一緒にレコーディングしてると
何も言わなくても作り手の求める音が自動的に帰って来るから気持ちいい
ヤツガレのバンドは全曲が詩先であり
後から知ったが、それは珍しい事らしい
作詞担当者からかなり後になって聞いたが
最初の曲から、歌詞に対するヤツガレが
作ったメロディーも同様に作詞者がイメージしたもので鳥肌が立ったと言うエピソードを思い出す
ゆえに
作詞に対しても
逆に作曲や編曲に関しても
修正や変更はお互いにほとんど無かった
最初はメロディーに対して文字数の関係で
若干、語尾の言い回しを変える程度の修正はあったが晩年は、一字一句変えることすら無かった
今思えば作詞者は自分の言葉でヤツガレの意思を代弁してくれていたし
作曲者は作詞者のイメージをそのまんまメロディーにしただけで
長い付き合いの中でそう言うのが、なんの打ち合わせもなく出来ていたのだと思う
そんなことを思い出した
じゃ