子どもって・・・親の言葉を
聞く言葉もあるけど、うまいこと
聞き流す言葉もけっこうありません?
普段言うこと聞かず無視しても、
都合のいいことだけは
ぜったいに聞き逃さない
その耳の機能、
なかなか上手くできてるな~
みたいな。
これ、きっと子どもなりに
学んできた経験なんでしょうね。
子どもたち、賢く学習しています
言っても響かないのに、つい言っちゃう言葉
その①
「そんなことする人はもう帰るよ」
残念ながら。
子どもは知っています。
まだ帰らないということを
来たばかりなんだから!!
本能的にも、感覚的にも!?
この言葉はウソだということを
知っています
大人の常套句でしょ!?
とりあえずジャブがきた!!みたいな。
悔しいけど子どもの方が優勢です。
そんなこと言われても
やりたいことはやりたいんだもん。
魅力的な物がそこにあったら
触りたくなるし
登りたくなるし
食べたくなるし
走りたくなるんだもん
手を繋いでブラブラなんて
つまんないんだもん!!
こう言われても、
どこまでわがまま通じるか・・・
思いっきり泣くまで叱られなければ
とりあえず様子をみてみよー
「子どもだけ帰るなんてできないくせに」
そんな大人の言う脅し文句なんて
効かないよー!!!
って感覚でしょうか!?
その②
「店員さんに怒られるよ」
あんまり困ってくると
言いたくなりますが、
本当は、
「店員さんに怒られるから
やめようね」ってちょっと変・・・
怒られなかったらいいのか!?って。
本質はそんなことはなくて、
そのこと自体が良くないことだから
やめようねってことであって、
怒られても怒られなくても
やめようね。ってことであって、
「怒られるよ」って言うのも
子どもにとっては
少しぼやけます!!
ストレートじゃない言葉
ただ、
「ダメ!」 「ダメ!」 「ダメ!」
言い続けるのはしんどいし
これまた効果はないので、
最終的に、誰かの力を借りて
「~に怒られるよ」と言いたくなります。
2、3才くらいまでの
小さな子どもだったら
「鬼が来るよ!」
「お店の中は歩くんだ!」って
「鬼さん言ってるよー」
「あー鬼さんの足音聞こえる!」
「迷惑かける人のところへ・・・」
「お店で走ってる人のところに来るよ!」
「絵本にも出てたでしょ?」
みたいに、ヒットしているお話を
使えばできないこともないけれど
実際、鬼は来ないので
ウソがばれても、信憑性にかけてしまい
使えなくなっていってしまいます。
大人の注意がウソだと分かると
子どもたちはどんどん
大人の注意を聞けなくなります
誰かの力を借りるのは
最終兵器で、
絶対に聞けるだろう場面で
使うことをおすすめします。
例えば、外が暗くなって来た頃を
見計らって、夜になる=鬼とか。
設定がしっかりしていた方がおすすめです。
で、結局・・・
「店員さんに怒られるよ」も効果は薄いし
じゃあ丁寧に説明したら・・・
子どもの想像力からして、
相手の立場などは分かりません。
「店員さんほら見てごらん」
「あそこにいるでしょ?」
「店員さんお店の中で
走り回って、人とぶつかったり
お店の物が壊れたりしたら
すごーく悲しいんだよ」
「みんなが気持ちよく
お買い物できるように
してくれているから・・・」
と言っても、分からないでしょう。
難しい・・・。
行く前に約束をしてから・・・
これもいくつもは無理。
もう、そうなることが分かったら
大人しくカートに乗ってくれる
状況をつくるとか
「ジュース飲む人~
カートに乗ってください!」とか
それか
遊び場がある場所で
大人が子守班と買い物班に
分かれるか、
そもそも行かないか、
とか、この状況を変えるしか
なくなってしまいます
子どもの動きは制限不可!を
前提にしていた方が
いいのかな~と思います。
双子ちゃんの場合は
本当に3才くらいまで
カートに乗っててくれない限り
1人では難しいですよね
私も冷や汗経験があります!
計画が大切ですね
その③
「もう連れてこないよ!?」
これも、今現在
そこに居る!という状況しか
子どもは想像がついていないので
(大人ほど現実的に考えられない)
あまり効果はないと思います。
大好きな場所なら
「いや~」と答えるかもしれませんが、
「また来る、来ない」のジャッジが
自分の行動にあるという点は
たぶん納得しづらいです。
もう連れてこない場所なら
ウソにはなりませんが、
また来る場所なら
ウソになってしまいます。
すると「もう連れてこないよ!?」は
確実に効果がなくなってしまいます。
大人との信頼関係は
すっごく大切にしたいところです!
ウソの言葉があるとなると
大人の言うことはどんどん
薄っぺらく聞こえてしまって
「言うことを聞けない子」を育ててしまう・・・
すると、
「なんでこんなことも分からないの!」
「何度言ったら分かるの!」
「もういい加減にしなさい!」
という羽目になったり
ブチ切れしない限り
言葉では伝わらなくなってしまいます
子どもって
分かっていないようで分かってて
分かっているようで分かっていない
ひとまず。
ウソになりそうな言葉は
避けるのが後々のためにも無難です
子どもの身になって
子どもにとってのメリットを
示してあげる方が聞けるかも
しれませんね~!
GWのお出かけ、
楽しまれてくださいね~