その日、お店はリザーブのお客さんや団体のお客さんで混雑していた。



わたしがお店の入り口近くで、なんだかやっていた時に一瞬扉が開いた。



近くにいたほろ酔いママが言った。
「捕まえおいで」。
こんな経験、できないよ。
ファイトーッ(^O^)



………。



確かに扉を一旦閉めたお客さんの対応は黒服がやるコトでわたし達、ホステスがやるコトではなかった。
お店もそんな雰囲気のところではないし、ほろ酔いママの気まぐれだ。




わたしは…
追いかけました。


男性が2名。
1人は清潔感の溢れるイケメンでタイプ。
もう1人は高飛車な感じであまり柄が良くない。

お店の雰囲気にはそぐわないし…
でも、このビルに足を踏み入れたというコトは慣れているんだろうな
と思いつつ
「入らないんですか」?

と尋ねた。



混み合ってるから、ボックスじゃなきゃ嫌だし
今日はやめとく。



そーですか。





……と引き下がるつもりが、ママのファイトーッの笑顔が頭をよぎり…


カウンターならご案内できるので、ボックスが空き次第
移動すればどうですか?


「そうする」!!



意外に張り切って答えたので…
拍子抜けはしたものの…


ママに誉められるかなぁヽ(´∇`)ノ
なんてのん気に店内に案内したら、慣れた様子で一番高いボトルを入れるという…


そして、来た早々にフルーツやら何やらやたら揃える…
もうこれだけでウン10万超えてますけど……



わたしが呼び止めたから、万が一
支払い困難とかなったら……
とか不安になっていたところで、ちょうどボックスが空いて
移動…。



歳の話しになった。
2人とも「23歳」と言う。
そうですか。
とわたしが2人に色んな疑惑を持ちながら、話していると…



「どっちがタイプ」?


と唐突に聞かれた。
もちろんイケメンの方だ。
もう1人の方はわたしが一生、プライベートでは関わらないタイプだと初めて見た時から思っていた。


……けど
イケメンはどこに行ってもイケメン扱いされているのであろう的な同情心から、
なんとなく
濁しながらではあるが、「高飛車な方」と答えた。



高飛車マンはスッカリご機嫌が良くなったのか
いきなりメアドを聞いてきた。



……が
わたしはまだメアドの交換も恐くて誰ともできておらず、
濁したが、あまりにも高飛車マンの押しが強く