7月初め。
ホームセンターへ行った。
そこのホームセンターは1階に駐車場、2階には屋根付き駐車場、3階は屋上駐車場になっている。

いつも屋根付きの2階に置いて買い物をするのですが
買い物が終わって車に乗り込もうとしたら
足元に動く物体が。

ビックリして見ると焦げ茶色の猫が一匹。
そのあと足元にスリスリしてゴロンと寝転んだ。
頭を撫でたらゴロゴロと喉を鳴らす。
1才くらいだろうか。
野良猫の割りに人懐こく体は綺麗で毛並みも整っている。
暫く撫でていると女性がやってきた。

「この子、生まれた子猫と一緒にここに捨てられてたのよ。子猫は色んな人が引き取ったけど、この子はもう大きいから誰も拾わないわよね。屋根付きだから住み着くにはいいのかもね。でも餌はどうしてるのかしらね?」

体を撫でていたらオッパイがカチカチに張っていた。
でも骨張っている。
まだ子猫と引き離されて間もないのだろう。

きっと可愛い子猫の時に誰かに拾われて飼われて
そのあと子猫を生んだから捨てられた???

野良猫とは思えないほど人慣れしている。

後ろ髪を引かれる思いで家に帰ってきた。

帰宅して夕方まで、頭から離れない。

雨風はしのげても、車の出入りが激しい駐車場。
ましてや人慣れしていて人間に近寄ってくる。
事故に遭うかもしらないな。

思い立って夜、ホームセンターが閉まる直前、行ってみた。
もし、まだ居たら連れてこよう。

まばらに停めてある車の横で電話で話してるオジサンの足元にスリスリしていた。

少し離れたところに車を停めて降りると
猫と目が合った。
トコトコと私の方に駆け寄ってきた。
私が車のスライドドアを開けたら自ら入ってきた。
そのまま走る事は出来ないのでキャリーに入れて連れて帰ってきた。

「また増えた!」と
呆れる旦那。
でも、一度保護したら再度捨てるわけにはいかない。
旦那にもスリスリ。

仕方ないとシャンプーすることに。
こんなにおとなしい猫は初めてだ。
暴れることも泣くこともなくシャンプーさせた。

翌日、掛かり付けの獣医に連絡をして連れていった。
お腹の中の寄生虫の飲み薬の駆除とノミダニのフロンラインを付けてもらって帰宅。
やはり1才くらいの女の子。
体重は2.6キロ。
先生も「飼われていたね」って。

まだオッパイが張っているので
落ち着いてから避妊手術をすることに。

まだ幼い三男にもスリスリ。
猫って子供が嫌いなのに。

三男が選んだ首輪を付けました。
名前は「しずか」ちゃん(笑)
ドラえもんから取ったかな?





子猫は可愛いです。

大きくなったからとか
妊娠したからとか
子猫を生んだからとか
引っ越しだからとか
そんな理由で簡単に捨てないで。

しずかちゃんが産んだ子猫たちも
それぞれの家で大切に飼われていることを願っています。