オペラ覚書 | 観劇のためのプチ備忘録

観劇のためのプチ備忘録

観劇やダンスが趣味です。
ロシアバレエから舞台芸術の世界へ。
團十郎襲名公演中は歌舞伎を集中して観ます。
舞台鑑賞で学んだことや感じたことを書きつづります。
劇場の施設管理や設備管理、アートマネジメントに興味があります。

オペラは、音楽と演劇、ダンス、美術などが一体になった総合芸術です。
なんと言っても、が最も重要視されています。

映画『カストラート』を観て、カウンター・テノールが好きになりました。
カウンター・テノールは、男性の高い声のことです。
日本のカウンター・テナーでは、映画『もののけ姫』の主題歌を歌った米良美一さんが有名です。

生で初めて観たオペラは、学生時代の時です。
チャイコフスキー作曲の『スペードの女王』です。
ロシアの大詩人プーシキン原作。

野心家の男、ゲルマンがトランプ賭博(とばく)で破滅する物語です。
舞台は18世紀のサンクトペテルブルクです。
まだロシアのロマノフ王朝が健在で、貴族文化が華やかな時代です。

2番目に観たのが、ワーグナー作曲『さまよえるオランダ人』です。
神に呪われたため海上をさすらう男の魂を、乙女の犠牲的な愛で救うという、
コテコテのラブストーリーでした。

ヒロイン(プリマドンナ)が森公美子さんをひと回り大きくしたサイズの方で、悲劇の「美しい乙女」に見えず…
物語に入っていけませんでした。。

普段、ルッキズムの批判をしていますが、
舞台では美しいものを観たいものです。
これは仕方がないのです笑い泣き

さて、海をさ迷うが、7年に1度だけ上陸が許されるという『さまよえるオランダ人』のモチーフは、
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の2作目に使われています。

映画『プリティ・ウーマン』では、ヒロインが恋人とオペラ『椿姫』を観に行っていました。
海外の映画やドラマでは、カップルでオペラに行くことが多いです。

オペラには名曲も多いですね。
映画『テルマエ・ロマエ』でも、プッチーニヴェルディの曲が効果的に使われていて最高でした。
『アイーダ』の大行進曲や『トゥーランドット』「誰も寝てはならぬ」が好きです。

「誰も寝てはならぬ」は、フィギュアスケートの荒川静香選手がトリノ五輪で金メダルを取った曲です。
パヴァロッティが名盤です。

…ダメだ、終わらない。。
今宵はこれまでにいたしとうございます。

ビオレッタが赤い椿をつけていたら、「会える」、白い椿をつけていたら「会えない」という印です。