Million Dollar Baby (ミリオンダラー・ベイビー)
【アメリカ】2004年
ボクシングトレーナーのフランキーは細々とジムを経営していた。
そこへマギーという30過ぎの女性が
自分のトレーナーをやってほしいとジムへ押し掛けてきた。
フランキーは「女はだめだ」とかたくなに断っていたが
それでもマギーは毎日ジムに通い続け
フランキーもマギーの熱意と実力に心動かされ
トレーナーとしてマギーを指導する様になる。
マギーの家庭はとても貧乏で生活保護を受けて暮らしていたが
そんな家族の為に賞金で得たお金を貯めて、家を買った。
だが、生活保護が受けられなくなるから逆に迷惑だ、
そんなのよりお金を渡せ、と怒られてしまった。
フランキーもまた、その不器用な性格のせいで
育てあげたボクサーにも逃げられ、家族とも音信不通になっており
宛先のわからない娘へ手紙を書いては
宛先不明で戻ってくるというのを繰り返していた。
そんな2人の間にはボクシングの練習を通じ、
いつしか親子以上の強い絆が生まれていた。
マギーはフランクの指導の元、どんどんランキングをあげ、
その強さから評判になり
ついにはチャンピオンタイトルマッチに出場するまでになった。
フランキーはこの試合で『モ・クシュラ』と背中に描かれた
ガウンをマギーにプレゼントするが、その言葉の意味は教えなかった。
『自分を守る』がフランキーの教えだった。
チャンピオンタイトルマッチでも順調に勝ち進んでいくマギーは
女子ウェルター級チャンピオンのうビリーと対戦する事となった。
ビリーは反則技を使ってマギーを倒そうとしたが
マギーはそれに屈せず優位な試合をすすめていった。
しかしラウンド終了後、コーナーの椅子に戻る途中
ビリーが放った反則パンチで倒れ、
椅子に頭を打ち全身付随となってしまった。
フランキーはそんな彼女のそばにいながらも
必死で治そうと色々な病院へ電話し診てもらうが
どこも無理だと言われてしまう。
そんな中、家族が尋ねてくると聞き、マギーは待ち続けていたが
家族がやってきたのは入国して6日後、
しかもディズニーランドで遊んで来た帰りだった。
無神経な家族をフランキーは追い返そうとするが
強引に中に入っていった。
マギーは少しでも家族に希望をもっていたが
財産分与について書類に署名させようとする無神経で
欲望に目がくらんだ家族についにピリオドをうった。
寝たきりの為足に床連れができ、腐ってきた足は手術で切り落とされてしまった。
そんな中マギーは
くいがない人生をおくれたのだから、皆の歓声を覚えているうちに死にたい、
それが自分の生き方だと言い、フランキーに殺してほしいと訴えるが
そんな事は出来ないと断らた為
マギーは自ら命を絶とうと何度も舌を噛み自殺を計った。
間違ってる事、自分を一生責め続けるであろう事
わかっていたが
マギーにとって今の状態のまま生き続ける事は
殺している事と同じだと悟ったフランキーは
彼女の希望通り、薬を投与し永遠の眠りを与えるのだった。
死ぬ間際に彼女は『モ・クシュラ』の意味を尋ねた。
『モ・クシュラ』=おまえは私の親愛なる者、おまえは私の血
その後、フランキーは消えて二度とジムに戻ってくる事はなかった。
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最初観ている時は貧乏だったマギーがトレーナーとタックを組んで
勝ち進んでいき最後優勝…といった過程が感動を与える映画なのかなと思っていた。
ところがどっこいこの話は後半マギーが全身付随で戦えなくなってからの
2人の「深い絆・信頼関係」が染み渡ってくる映画でした。
一言でいうなら「時に親子でも敵わない位の強い絆が存在する」です。
ちなみにトレーナー役のクリント・イーストウッドさんを
ずっとアナコンダに出てくるジョン・ヴォイトさんと勘違いしていて
若干アナコンダの恐怖が甦りましたが全くの別人でした。
似てる気がする…