夫40代、妻30代、10歳未満の子供2人を連れて妻が別居。

離婚調停を夫が申し出る前の協議で決まっていることは以下。

親権は妻、財産分与なし、妻が引っ越す費用、及び家賃を夫が負担する、引っ越し半年後からの暫定養育費。

調停で決めたいのは半年間の妻の生活費、面交、養育費、及び離婚。

 

1)調停経緯

 夫は穏やか、もう少し主張があってもいいかなと感じた。妻は引っ越し先からの電話会議であったが、反対にシャキシャキと主張する。二人が議論したら夫はうつむいてしまうだろうことは容易に想像できるが、夫に6年間も放っておかれた怒りが電話越しに伝わって来る。

 妻は引っ越し先で家族カードで生活費を賄っているが多額を毎月使うので夫は早く離婚を成立させたい。成立後はカードを解約するとの意向。妻も夫と早く縁を切りたい、早く子供手当等の保護を申請する為、離婚を急いでいるとのことであった。

 面交は子供の意思を尊重することで妻はOKであり、夫も「会いたい」との意向であったが、細かい条件を決める様子ではなかったため、双方で協議する、との一般的な条項とした。

 

2)結果、振り返り

 離婚調停は本人又は代理人が出頭しなければならないが、代理人も付けず、また遠方にいる場合は調停続行中は電話でよいが、成立時は「調停に代わる審判」と称して離婚条件を記載した条項を本人に郵送し、合意した時点で離婚となる。保護申請等は郵送中は出来ないのでもう少し早めに成立出来ればよかったと思う。

夫は知り合い宅を転々としているとのことだったが女性の影があるのを相調さんも感じていた。

以上