《統合失調症》て、また話題になってますね。


私は、幼稚園〜小学生くらいから、

何かおかしいと思ってたから、

精神科の情報は知識として勝手に頭に残ってたらしい。(私は統合失調症ではないです)


興味があるものは、凄まじく覚えて勉強する性質らしい。

36キロで骨と皮状態、骨が痛くて寝れない。

自分で本を読んで薬の成分や名前まで覚えました。


空中分解している家族は、張り付いた笑顔で、

なんの病気かも聞かず、詐病も疑ってた。

私を「潤滑油として使い、サンドバッグとして殴りあたり散らかして壊れた、使えなくなった末っ子どうすんの」という感じで一口も食べれないのに入院だと言われてるのに危機感はない。

(めんどくせー、何でまた問題持ってきたんだよ)という本音はダダモレ。

一番家庭内で問題を解決してきたのは私だから壊れたのだけど。


《ただただこの人たちに二度と関わりたくなかった》

血繋がっているなら、私もきっと汚れた人間だ、

二度と会わないために家を出ようと

壊れるまで働きながらも勉強したのに、もう働けないと分かった絶望。

とにかく足掻いた。


自分で病気の本を読んだりネットで調べた。

(この話をすると、どれだけ私の家族が異常なのかがぶっ飛びすぎてて理解できないみたいです。)


10年後、娘産まれ、夫逃げ、ストーカー父から虐待暴言のせいで、食事が取れなくなり、

泣きながら娘を児童相談所に預けて

数回に分けて入院(精神科の入院はほぼ年単位です)娘が心配で恋しくて、狂いそうでした。

というか、狂ってました。


やっと、年月が経ち、私が家を借り、一緒に住めるようになってから、

娘が里親宅で虐待を受けていたことを知りました。娘は、パニックばかりおこし、手に負えず。やっと1年半真っ向から向き合った結果、

本来の性格に戻ってくれてる最中です。


主治医はどれだけ限界な日々を、送っているのかを何年も見てるので、少しでも入院して、心身休めて!診断書は全然書くから!

と言ってくれてましたが、

娘本人が「施設や里親や、児童相談所が怖い」

と、トラウマになってしまってるので、

「もう、離れない!ずっと一緒だから安心してね」と行動で示すしか無いです。


だから、精神科病棟に入院したほうが回復するけど、

二度としたくないと思います。


でも、入院しなければ分からない

良いこともあったんです。


こんなにも、長年統合失調症で苦しんでる人はたくさんいて、良い人も多く、関わったのは初めてでした。

人間、知らないものは怖いです。

自分の、無知さを恥じました。


で若いうちに発症して50歳になった男性の言った言葉が忘れられません。

穏やかな、寂しがりの人でした。


「家にいれば苦情が来る。近所からキ○ガイだって言われる。精神科にぶちこめって言われる皆避ける。俺だって夜勤の仕事必死に頑張ってた時に発症したんだよ!働きたいけど働けねえよ!何もしてないのに、なんでだよ!」と

調子が少し良いときに話していました。


もちろん、再発防止のため

薬を飲み続けるのは絶対。

自分で申告して薬を増やしてもらい周りに迷惑をかけないようにしてる。

なんだか、心が締め付けられました。


「俺の歳なら、普通小さい会社でも役職ついてたのに、友だちは皆そうなのに、俺だけハズレくじだよ…なんでだよッ…!」

と、

事件で報道される人は、前科があったりする人だけなので、印象操作があります。

私の見る限りでは必死に幻聴幻覚とかと戦ってるように見えました。


他にも、幼い頃実父から性被害受け続けて、自分で自分が穢らわしいと火をつけちゃった人もいました。

何もしてないのに、それでも、一人で島に行きリゾートバイトで頑張って働いてました。

勿論、好きな人とは(性交渉できない)結婚できないそうです。

いつか結婚したい…と言ってました。


こんなの、どこの誰がメディアに、流しますかね。流しませんよね。


これは、人の人生は運次第だなと、痛感しました。

「〇〇をしてないから〇〇なんだ」という理屈は病棟患者を見ると、全く通用しませんでした。

ただ、、言い方は適切じゃないのかもしれないですが、

《運》

に尽きると思いました。


無知の知です。

白と黒に分けるのは、あまりにも悲しすぎる人生の人をたくさん見ましたし、話しました。

知ってると怖くないんですよね。


本人や親の愛情不足だからこうなったとか、無関係ですし、

私が仲良くした人は努力して、必死に生きていました。(自分の状態をノートにまとめたり。日記をつけたり)


なんか、私からすると、

そんな地獄で生きてるだけで、本当に凄いよ!!


と今でも毎日のように思い出します。。

あの人はどうだろうか、

大丈夫か、

せめて少しでも幸せを感じていてくれ。


精神科に長期入院したことは、

私の《人生観を変えたきっかけ》でもあります。

本当に勉強になりました。