三千院は「京都~大原三千院♪」の歌詞で有名で、京都郊外の山里、仏教音楽発祥の地、浄土信仰の聖地である大原にあります。京都でも屈指の美しい聚碧園などの庭園は感動的で、美しい苔庭のあちこちで見られる、可愛らしいわらべ地蔵には心から癒されました。
【10月】
恵美須神社
恵美須神社は日本三大ゑびすの一つで、商売繁盛の御利益で有名。鳥居の上にかけられた福箕にお賽銭を投げ入れると願いが叶うそうで、皆苦戦しながらも何とかお賽銭を投げ入れることができました。ゑびす様はご高齢のため、本殿にお参り後に、本殿横の板を優しくノックし、再度お願いをしてきました。
六波羅蜜寺
六波羅蜜寺は醍醐天皇の皇子、空也上人の開山。口から六体の「南無阿弥陀仏」を表した仏様が、漫画の吹き出しのように出ている空也上人像が独特でした。願い事を一つ叶えてくれる一願石でお願いし、自分のお金を洗ってお守りに入れる銭洗弁天でお金を洗ってきました。
八坂庚申堂
八坂庚申堂は日本三大庚申のひとつで庚申信仰の発祥地です。こちらは京都一のSNSばえスポットとして大人気で着物を着た若い女性で賑わっていました。境内に入ると名物お守りのカラフルな「くくり猿」が目に飛び込んできました。
八坂の塔
八坂の塔は法観寺の五重塔の通称で京都東山のシンボル的存在です。創建は古く飛鳥時代に聖徳太子の命で建立されたそうです。坂を登って見えてくるその姿、通りすぎて坂の上から見るその姿は正に「ザ・京都」でした。この日も八坂の塔をバックに、着物を着たモデルさんが写真撮影をされていました。
高台寺
高台寺は豊臣秀吉の菩提を弔うため正室のねねが建立した寺。禅寺ではありますが女性的な雅な雰囲気で、美しい庭園は桃山時代を代表する名園で美しく素晴らしかったです。主な場所に案内の女性がみえ、わかりやすく高台寺の歴史を解説してくれ勉強になりました。
銅閣寺
銅閣寺は金閣寺、銀閣寺があるのならと、昭和になって祇園祭の山鉾を模して造られた銅閣=祇園閣を含む大雲院の通称です。普段は公開されていないこともあり、一般に余り知られていない正に幻の存在です。屋根に銅板が使われている銅閣はとてもエキゾチックな雰囲気で大変目立っていました。
建仁寺
建仁寺は臨済宗建仁寺派大本山。日本最古の禅寺で喫茶発祥の地とも言われているそうです。有名な国宝「風神雷神図屏風」からは圧倒的なパワーを感じました。また、法堂天井画「双龍図」の迫力も凄かったです。「○△□の庭」など三つの庭園も良かったです。
詩仙堂
詩仙堂は江戸時代に造営された山荘で、イギリスのダイアナ妃もかつて訪れた、美しい庭園の眺めと「鹿威し=ししおどし」発祥の地として有名です。本場の「ししおどし」を間近に見て、そのコーン🎵という音色に心が和みました。
八大神社
八大神社は剣聖・宮本武蔵が吉岡一門との「一乗寺下り松の決闘」の前に立ち寄った事で有名です。境内には大山倍達総裁が敬愛した、宮本武蔵が二刀を構えたブロンズ像があり、一乗寺下り松の古木が保存されておりました。神社近くの「下リ松」は代々地元の方が植え継がれ、現在5代目だそうです。
京都御所
※御車寄
※承明門
京都御所は500年もの間、天皇陛下がお住まいになった日本一格式高い場所。以前は春と秋の数日間しか一般公開されていませんでしたが、現在は年間を通して公開されています。御所の正殿は紫宸殿といい、かつて天皇陛下の即位式などが行われていた場所です。天皇陛下の即位の礼で使用される玉座である高御座、この時は皇居に移されていましたが、普段は紫宸殿に納められています。入場時には手荷物検査があり、宮内庁や皇宮警察の方が見張っておられました。広大な御所内はそこはかとなく凛とした空気が漂い、他の神社仏閣などの名所では味わえない別格の名所だと思います。記念すべき令和元年に訪れることができて良かったです。
大将軍八神社
大将軍八神社は平安京造営の際に内裏の北西を災難から守るために建立されたそうです。大将軍とは陰陽道における方位神で、方角の吉凶を司る神です。神社の前の大将軍商店街は、かつて百鬼夜行の通り道とされ、妖怪ストリートと呼ばれ、お店の前には妖怪?がたくさんいました。
【11月】
東福寺は京都屈指の紅葉の名所として名高いお寺です。渓谷・洗玉澗に架かる「通天橋」からの今が最高の見頃の紅葉が目の前に広がり、「錦の雲海」と称される紅く染まる眺めが本当に素晴らしかったです。また、方丈の東西南北の風情の異なる「八相の庭」庭園もとても良かったです。国宝の「三門」は禅寺の最大最古の三門で室町時代の建築物だそうです。
東本願寺は真宗大谷派の本山で、真宗本廟が正式名称。広大な敷地にある「御影堂」は世界最大級の木造建築とのことで、前に立つとその大きさに圧倒されました。その日は報恩講という真宗門徒の方の重要な仏事が行われており、観光バスが何十台も連なり、御影堂での何百人もの法要の様子は圧巻でした。
京都タワー
京都タワーは京都駅前に建ち、新幹線からも見える、現代京都のシンボルと言えると思います。高さ131メートルで展望室からは360度の京都市街の眺望が楽しめます。
御金神社
御金神社は金色に輝く鳥居が目印で、いかにも金運にご利益がありそうでした。絵馬も金色で大人気の福財布はもちろん黄金色です。福財布を購入して、自分のお金をざるに入れて清め、福財布に納めました。この金運祈願のパワースポットで祈るはもちろん「お金持ちになれますように」ですね。
永観堂
永観堂は正式には禅林寺といい、古くから「秋はもみじの永観堂」と謳われるほど紅葉の寺として名高いです。境内のもっとも高いところに建つ多宝塔から、3000本の正に見頃のもみじと京都市内の遠景を見渡せ、正に絶景と呼ぶに相応しい景色を見ることができました。市松模様の盛砂や水面に写し出される紅葉が美しい放生池はいつまでも見とれるほど美しかったです。
高山寺は京都の郊外、高雄にある奈良時代に創建された古刹です。国宝の「石水院」の縁側に腰掛け、紅葉の景色をゆっくりと楽しんできました。そして国宝の絵巻物、日本最古のマンガといわれる「鳥獣人物戯画」は、ユーモラスで楽しい気持ちにさせてくれました。廂の間の「善財童子」さんの見る景色も綺麗でした。
東寺(世界遺産)
東寺は二度目ですが、今回は旅の締め括りに夜間特別拝観、境内ライトアップに行ってきました。開門前から長蛇の列が連なり、皆さん期待に胸を膨らませて待っていたと思います。国宝の五重塔が特殊なライトで金色にライトアップされ、最高に見頃な紅葉のライトアップと相まって、この世のものとは思えない美しさにただただ絶句するばかりでした。最高の旅の締めくくりができました。
【1月】
松尾大社
松尾大社は701年に創建された京都で最も古い歴史を持つ社です。境内には「幸運のなで亀」、「相生の松」などの御利益スポットがありました。酒造の神様ということから、全国の酒造家より奉納されて積まれた酒樽は圧巻でした。樽に向かって矢を放ち、どこに当たったかで吉凶を占う「樽うらない」では見事に大吉を射止める事ができました。
まとめ