受けは受けのためだけでなく、攻撃につなげる必要があります。また受け技を攻撃に変化させることもあります。基本稽古においては、必ず両手を連動させる必要があり、様々な応用があります。
三戦立ち
正拳上段受け
顔の前で顔を守るように両手をクロスさせ、受け手を45度の角度で手首のスナップを利かせて跳ね上げ顔面への攻撃を受けます。主に上から打ち下ろす攻撃に対して有効です。
正拳中段外受け
拳を頭の後ろに構え、片方の拳は反対側の脇に構え、頭の後ろから外側から回して手首のスナップを利かせて中段への攻撃を受けます。試合において突きに対しての受けの基本となります。

正拳中段内受け
拳を反対側の脇に構え、片方の拳はけん制するように前に出して構え、内側から手首のスナップを利かせ絞るように中段への攻撃を受けます。側面からの中段攻撃に対しても有効です。

正拳下段払い
拳を反対側の耳の横に構え、片方の拳は金的を守るように構え、耳の横から下へ払うように手首のスナップを利かせて受けます。下突きや前蹴りなど直線的な蹴り技に対して有効です。

正拳中段内受け下段払い
内受けと下段払いを同時に行います。二つの攻撃を同時に受けるというよりは、片方が受け片方が攻撃に変化させる受け攻めの同時法と解釈したほうが自然です。

回し受け ※準備体操で行っています。
手刀を上段と中段に構え、上段の手は内側へ中段の手は外側へ大きく回し、両手を脇に引きつけた構えから上段と下段に掌底を突き出します。型に含まれる技で上記の受け技の要素も入っており、また様々な応用の仕方があり、創始者大山倍達総裁も重視された護身技として大変有効な技です。また伝統的な手刀受けに回し受けの要素を加味した手刀回し受けは移動稽古で行います。

天子田コミュニティセンター
名古屋市守山区向台2-1605
毎週土曜日 18時から20時
極真会館尾張名古屋松田道場・事務局
電話(0568)85-5533