新しい青磁作品を作りたくて。
自分らしさの青磁を作りだせないかと、
なんども何度も調合を繰り返してきた。

               90リットル

去年の2月6日、雪の風景=玄関

お日様の光がこんなにもあたたかく、
外での冷たい水を使う作業も順調に行えた。
去年の悪夢のような豪雪が夢だったかのように、
やさしい光が降り注いでくれた。

調合したすべての原料を攪拌(かくはん)。
青磁釉薬は、全部で10種ほどの原材料を使う。
青く発色させる原料は、鉄サビ。

落ち着き、趣のある、良い発色の青色、
その青色を出す元の錆(さび)を作り出すこと。
この錆が肝心だと分かってから、作品が変化した。

私の求める青磁は、あくまでも無垢の青色。
はやりの、時流には乗っていないが、
飽きの来ない青磁を創りたい、
その思いで調合している。

今回、調合した青磁釉薬、
やさしく、しっとりとした青色に焼き上がる。
アクを抜くために、これから何度も水をかえる。

外を、空を見上げ、
雪よ降らないで、と願う毎日。

調整が終わった釉薬、
原料が沈殿するまで、ゴミなどが入らないように、
新聞紙でおおった。

原料と水が分離したら、うわずみの水を捨て、
あたらしい水を加え丁寧に混ぜ合わせる作業を行う。
しばらくは、この作業に専念しよう。

私の、納得のいく青磁作品を焼き上げるために。