初めてだった
否定され続けた私を『傍に居て』と言い続けてくれたヒト
信じる事が出来なくて、離れていってしまったヒト
To meet is to part.
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「キミが好きだ」
「愛してる」
「誰よりも大切なんだ」
「キミの傍に居たい」
「どうしたら信じてくれる?どうしたらこの想いがキミに届く?」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
出会って数ヶ月、そしてそれが2年経ったある日・・・・・・ある日、貴方は・・・・・・居なくなった・・・・・
最近、顔を見なくなったなぁ?位にしか思わなくて、周りの視線に射殺されるような思いをしなくて清々していた
だから、いきなり『彼がいつ帰ってくるのか知らない?!』と詰め寄られた時には何の事か解らなくて『彼って誰の事?』と聞き返してしまった
詰め寄ってきていた周りに『惚けるな!』と物凄く怒られたけど仕方ないじゃない?解らなかったんだもの・・・・
「最近見ないと思ってたら何処かへ行ってるのね、いつ帰ってくるのかしら?」
私のその言葉に本当に知らない事を悟り『知らないならイイ』とばかりに去って行った
慌てる周りを気にもせずに私は一人のんびりとしていた
もう会う事が出来ないと知らなかったから
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
久しぶりに彼の友人と出会ったけれど、様子がおかしい
まるで出会ってはマズかったみたいに挙動不審で視線をさ迷わせる
不信に思ったけれど『彼はいつ帰ってくるの?』って聞いてみたら何故か驚愕していた
暫く固まっていたけれど、ようやく零れた言葉に今度は私の方が固まってしまった
「アイツは帰らない」
どうして?なんで帰ってこないの?何かあったの?いったい何処に行っているの?
「貴女を忘れる為」
その瞬間、足元が崩れ落ちるような錯覚に囚われた
『忘れる為』
理由なんて解らない
けれど、今、此処に、彼は居ない
それがとても哀しくて、無性に逢いたくて、けれどどうすることも出来なくて、いつの間にか自分の部屋に帰っていた事に気づかなかった