前日の疲れから寝るのは早く

スマホさえ見ていませんでした。


午前3時7分57秒


下に引っ張られる感覚に凄い地響き


起きようにも激しい揺れ

電気の傘はグワングワン

倒れる家具の音にぶつかる音

その同時にパッと電気が消え、私は慌ててスマホを見ました。


北海道道南 強い揺れに警戒


けたたましくなる緊急地震速報


私は思わず「いや地震もう来てるわ!」と叫んでました。


揺れがまだ続く中、すぐ部屋の窓を開け退路を確保。

スマホのライトで当たりを照らし、牛舎を見ました。



真っ暗闇の中、ギシギシ響く建物や木々の音

牛、大丈夫だろか…


揺れが収まり、家族に声かけ


母「みんな大丈夫!?」

妹「こっちは大丈夫!でも棚が倒れて台所に行けないから⁉裏玄関や窓から出れる?」

私「こっちは窓には行ける!裏玄関に行ける?妹!作業服と長靴持ってこれるか?父!トラクターか車のライトとラジオ!母!動ける?窓から出るよ!」

父「余震強いゾ!気をつけろよ!」


声かけしながら家族は皆無事で、家から出ました。


手は震えていましたが、作業服に袖を通した瞬間、

スッと冷静になり

次に来る地震がデカい可能性と、牛を安全な場所に移動するため

牛舎の中にいる搾乳牛を全頭放牧地へ出すという決断


暗闇の中、順繰りに搾乳牛全頭屋外へ避難させました。

余りの地鳴りと揺れに育成牛は昨日直した牧柵をぶち破り、林の中に逃げていました。


頭の中で震源地を予測。

電気が消えたと言う事は厚真の火力発電所がやられたってことか…

石狩低地東縁断層帯の南部か…この感じは地震発生地区は震度6強か

なんにせよ、夜が空けない事にはなにも出来ないだろう

そう考えてました。


20分後、姉が到着。

姉「T牧場の育成達が気になるから誰か付いてきて」

と言われ、姉の車に乗り込みました。


どこの酪農家さんも懐中電灯の灯りがチラチラと見える中、

心配していた育成牛舎は目立った変化はなし

牛は全員起きていましたが、逃げ出したり怪我したりの異常は見当たらず

またフリーストール牛舎も、飛び越えたりぶつかったりしてる牛はいませんでした。


姉「息子が心配だわ」と足早に帰宅


私は長期戦になる可能性と

住宅内にいる猫と生活拠点を作らないと夜も眠れないだろうなと

バーベキューコンロとテントを張りました。


日が登り当たりが明るくなって来た頃

父の携帯電話が鳴り響く…


「発電機を繋いでくれ」


とあちこちから呼び出し。


4時前から父は早々と各農家さんへヘルプに行きました。

私は妹と母の3人で残され


私は家を守る側になりました。











2018年9月5日

4〜5日の深夜から朝方にかけて通過した台風21号の被害が結構ありました。

キング牛舎の屋根が飛び、あちこちの樹木がバタバタと倒れていました。


幸い、停電はなし


朝早くに地域の農業委員会の担当者さんや農協職員さんが被害確認と現状報告に周っていらして

酷い風だったよねなんて剥がれた屋根を写真に納め、お話していました。


ウチの敷地内では、倒木により放牧地の電気牧柵が倒れて壊れてしまい、その修繕に約半日

夕方にようやく育成達を放牧に出せて牛舎の中を掃除しました。



台風晴れとはまさにコレ。



虫の声の響く、雨あがりは空気も澄んでました。







書こうかどうか迷いましたが
後々、地震当日のあの日のこと書きたいと思います。

正直な話、余震怖いですよえーん



私の所在地は胆振地方
苫小牧市安平町千歳市に挟まれた
新千歳空港に近い所となります。



震源地は胆振東部厚真町

私の住む場所からおよそ30キロ離れた場所です。

安平町で震度6強

恐らくここは震度6弱~5強だと思われます。


テレビが吹っ飛んだり
棚が倒れたり
家の中はめっちゃめちゃになりました。

住宅は壁にヒビなし滝汗
牛舎は…壁にヒビ入りましたゲロー
使っていないコンクリートサイロも見事にヒビが入りましたチーン

4日間停電してましたが、発電機を借りられて、おかげさまで搾乳は出来ていました。

しかし北海道全域ブラック・アウト

そのため乳業メーカー側が受け入れ完全不可能とし、牛乳は泣く泣く廃棄しました。


6日の震災当日の明朝から
父が電気屋としてあちこちの酪農、畜産農家さんの所へ命綱の発電機の接続に走りまわり、私は家を守る側になりました。


いや~
寝てません。
寝られないんですよね。

まずは1週間、耐える

それを目標に
牛には負担にならないように心がけて
毎日放牧をして

星空が見えたら少しは良かったのかななんて思って見上げると曇りでなんも見えないのがなんだか余計夜が怖く感じました。

深夜にくる余震に、怯えていました滝汗



でもま、とりあえず
生きてます。
元気にしてます。