朝日に向かって | 弘中 愛美 ~ニューハーフの歩み~

朝日に向かって



昨夜の営業後
Nママから

『愛美、今日、時間ある?話したいからご飯食べに行かない?』

と誘われて

私もちょうど退店の話をしたかったなので

店近くのトルコ料理屋へ≡З









真面目な話をしてるのに割り込んでくる店の従業員;

話の内容は思ったと通りやっぱりの事柄だった。

今月いっぱいで辞めると言ってたけども辞めないでほしいと。
時給は今のままで良いから週何日かでも出てくれないかと。
私をチィママにしょうかと思ってたこと。
私に助けてもらいたいと。。。

私も正直に話た。

自分で店をやりたい事。
半年間働かせてもらって
やはり女の子のお店で盛り上げ役に撤するのが疲れた事。
このお店は私がいなくても回るし
何よりもNママがいるからのお店だと。

私の真剣な眼差しに気持ちを察してくれた。

私をかってくれた事を嬉しく思うが

涙をのんで
今年いっぱい
せめて後何ヵ月かだけでもとお願いされたけども…

来月中
八月いっぱいで退店させてもらう事をお願いした。

その時のNママの顔を見るのが辛かった…

話してすっきりしてホッ〃したのか
その後の酒はかなりきき酔っぱらった;









家路に向かうタクシーの中から見た朝日はとても鮮やかで光輝いていた。

目にも鮮やかなオレンジ色に染まる町並み

黄金の国ジパング

まるで
私の門出を祝福してくれてるかのような朝日の力

この日の朝日を
Nママと見上げた朝日を私は忘れない…









旅立ちの時は間近
私へのカウントダウン↑