愛の告白 | 弘中 愛美 ~ニューハーフの歩み~

愛の告白



2番目の兄へ誕生日プレゼントをあげて
実家で
誕生日お祝い☆ではないけども
一緒に時間を気にせずに
兄弟でお酒を酌み交わし誕生日を祝ってあげたかったんだけども

既に
約束をしてしまって;

変な女心が芽生えてしまった私…;

とゅうのも
お店に遊びに来てるお客さんから
席にヘルプについてる時に

『○○知ってる?』

と聞かれて
懐かしい名前に
体中の穴ととゆう穴から
めっちゃ☆汗を吹いた事が最近あったんだけども…

実は
その○○って男は・・・ 
私が
生まれてからこのかた~今の今まで一回だけ自分から初めて
付き合って下さいと告白した最初で最後の男Kなの;

3、4年前に
当時
よく一緒に遊んでいて
とても仲の良かった二人。
あまりの仲の良さに
周りからも付き合ってると思われちゃうぐらいの二人。
私自身も

『きっと、私がニューハーフだから、勇気がでなくって告白出来ずにいるのね』

だなんて
勘違いして
ここは人肌脱ぐか!で
告った人。

自分を可愛いがり傷つきたくないタイプ
ましてや変なところでプライドが高く素直になれないい私。
そんな私が
自分から告白してフラれたら…と思う質だから
普段は
好きになっても
自ら絶対に告白なんかしないの;

そんな弱虫な私が
友人のY家まで
呑んだ帰りにKに送ってもらった際に
意を決して
自ら

愛『ねぇ~私達、そろそろ良いんじゃないかなぁ~付き合おうょ』

と告白。

K『ごめん。俺、そ-ゅうつもりではないから』


あっさりフラれてしまい;

『も-ぅ二度と顔も見たくないから、今直ぐ出てってぇー-』

な~んて
絶対に『うん。』と言われてお付き合いすると思い描いていた自分が
思惑とは違いフラれてしまって
逆ギレして別れた苦い記憶がある人;

ちなみに
余談だけども¨

傍で見ていた友人のY曰く

Kが玄関を閉めた瞬間に
ワァーと泣き崩れたんだけども
ふと自分の携帯がないと我に帰り
『二度と会わないから』と言ったばっかりなのに
直ぐにYの携帯でKに電話をして

愛『あんたー私の携帯何処に持ってたのょー-』

と怒鳴り

Kの教えてくれた通りに
見て見ると
布団の脇に自分の携帯が
ちゃんとあった事を
今でも忘れない;

思いっきり
おバカ丸出しだった私;

そんな
Kとそれ以来の再会☆

そのお客さんが
Kと仕事関係で知り合いらしくお店に連れて来てくれたんだ;

久しぶりに会ぅKは
色々あったのか?
5個下とは思えないぐらいにかなり老けて見えて

初めこそ
たどたどしかった二人だけども
しばらく話してく内に
あの頃と何ら変わらないKの乗りに
自然と昔通りに戻り
Kの当時つけていた香りと変わらない香水に懐かしさを覚えて

愛『香水変えてないんだね』

K『何で?分かるの?』

愛『好きだった奴の香りなんだから、忘れる訳ないでしょ~』

だなんて話をして

愛『私、変わった?』

K『化粧変えただろ?』

愛『うん。何で?変?』

K『前の方が良いなぁ』

愛『何よぉ~久しぶりに会ったのに(お前綺麗になったね)とか、そんな嘘でも浮いたお盛事とか言えないわけぇ~』

K『余計に目が小さくなったなぁ』

愛『ちょっとぉー-』


また自分から聞いときながらも
逆ギレする変わらない私を相変わらず茶化すK。
↑こんなあの頃と変わらないような二人の会話に
会わなかった時間なんて何処へやら。

心の片隅に残しておいたあの頃のKとの思い出。。。


とりあえず
また一緒に笑いあえて良かった♪