長年連れ添った奥歯にさよなら… | 弘中 愛美 ~ニューハーフの歩み~

長年連れ添った奥歯にさよなら…

今しがたね
私の1,2を争う嫌いなスポット
歯医者にて奥歯と永遠のお別れをしてきたところなのょ。

恐い‥ただ単に恐い…
何もかもが恐怖のホラーハンスだった。
あの耳をつんざき、身も心も硬直させるような耳障りな『ウィーン』と妙な機械音を奏でる装置・それ細過ぎるだろξってステンレス製のピンセット・それで?穴を開けまくってきたであろう謎のドリルetc‥

全てを見ないふりして
現実逃避をして
試練に望んだ結果・・・

今、私の手元には、30年間もの間、苦楽を共にしてきた、愛しの奥歯ちゃんがコロリンと寝転がって寄り添ってます。
童心に戻ったつもりで、上の歯だから、上に向けて屋根の上にポィ〃って¨気付くの遅い鈍感な私。屋根がない都会暮らしの独り身の淋しさを痛感したわぁ↓
だって、病院でゴミと共に捨てられてしまうのは、ちょっとしのびなかったんだもん。元来、物を?捨てられない質な子な私だし(ゴミ屋敷間近)自分のDNAてんこ盛り満載な奥歯様を置いて帰るだなんて、私くし。とてもとても‥

そんなおセンチモードからはっきり目が覚めたわ。

さっきから、やっぱり置き場所に困り果てるだけの時間が流れてるんだもん。

まして、麻酔のせいか?はたまた場数をふんだ数々のオペの成果なのか、痛みなんか何処やらぁ~(私、不干渉気味なのかしらぁ)屁のカッパ(古いとか知らないとか、この際関係ないわ)感覚も何もないままに、気の抜けたコーラ状態で、ただボー‐ッと、麗しの奥歯ちゃん見つめているだけのとある日の夕方

改めて『歯は一生もんだから大事にしなょ』と、口を酸っぱく言われ続けたあの母の声が耳にこだましているわぁ。。。

奥歯ちゃんの行く末も心配だけども、私のお財布事情の方も、かなり心配¨

今まで、痛みを誤魔化して、無視し続けてきた、つけがわんさかと押し寄せてくるのを、ひしひしと感じる夕刻の時間です。。。