今日は受講日だった。

3時過ぎに自宅を出た。




宿題の枚数が多かった件に関しては、好きなものを選び最低でも規定枚数分以上取り組むことで納得した。

国語は15枚 算数は10枚しかやらなかった。
本来は10枚ずつなので、まあこんなものだと思うことにしよう。


問題は、何故同じプリントを何回も渡され続けたのかというところにある。
やっと150ページまですすんだ、今度こそ終わりかも、というのを5,6回繰り返している。
本人は期待するだけ無駄だと思い、どうせまた嫌がらせのように紙が積まれるだけだと、埋まればよい書いてありさえすればよいと自己暗示をかけて精神崩壊を食い止めている様子であった。
ただのルーチン業務と化し、向上心は消えた。


私も長子の仕上がりを事細かに見ていた訳ではない、悩まずにやっているか、辛そうならヒントを出すぐらいで、数ヶ月間少し離れた位置で見守っていた。




話を戻すが、直談判に行ったのは三日前の話である。

優しいからといって、柔軟な対応をしてくれるとは限らないのがこの世の常である。

プリントは大体五枚一組となっており、正答率が9割のページとそれ未満のページが混在している場合やり直しになるということであった。
条件を満たしていないため切り捨てとなる。
見切りで進めることはもってのほか、との話。
余程のびしろがあるお子様にしか進めてやることはないという。


長子のモチベーションはだだ下がりであった、算数を嫌いどころか憎いとさえ言った。


計算問題を見ただけで吐き気がすると罵った。
5ヶ月の努力を正当に評価されない怒りがそこにあった。

とうとう直談判するにあたり、三教科となると本人も辛いので算数をお休みにして、代わりに英語を始めたいですと伝えた。
増税の煽りを受けて生徒が辞めるかも知れないと嫌がるだろう先生の顔をたててかなり譲歩したつもりだ。

二学年先に進んだ国語を一段落したら休ませて、またほとぼりが冷めた頃に算数をさせても良いと思ったのだ。

返答は、否であった。

今なんとしても同じところを繰り返しさせることが大切。
今出来ないとこの後更に出来なくなる。
英語ではなく算数をもっと取り組むべき、という内容のものだった。

私は、5ヶ月も停滞しており、学校の進度に対し遅すぎる、算数を嫌がっており、今後の精神発達に異常が出るレベルだと伝えた。

私がしつこく食い下がったせいか、先の単元を10枚追加でしぶしぶ渡してくれた。


続く。