突然、社会貢献をしたくなった。

もしかしたら私は偽善者なのではないかと一瞬悩んだ…が、やらない善よりやる偽善。
恩返しの意味で学校ボランティアに申し込んだ。
何より学校からの評価が上がるかも知れない。…子供の。

奇しくも記念すべき第一回目は、(自意識過剰で一方的に狙っていた)職場で応募するコンクールの講習会の日であった。

このコンクール、地方大会→県大会→全国大会と続き、例え地方大会で落ちたにせよ、なんだかんだと夏まで拘束されるのである。

欠員が出てしまうバタバタした日に、遅刻させて下さいと申し出るのは非常に心苦しかった。
勿論その方には頑張って戴きたいと心底思っている。
通常業務の合間を縫って勉強と対策に充てねばならない。
コンクール入賞狙いで日々精進している他の大きい店舗の社員さんとは、そもそものスタンスが違う。少ない人数でギスギスせずに巧いこと回している職場なのだ。
扶養内で働く私を、会社としても業務外でこんなに拘束する訳にはいかないだろう。
一時期よりもコンクールに対する熱は冷めた。

凡人の私は結局のところ、生えた場所で咲くしかない。
学校のボランティアでぶっちぎり(の異端児)…になることにしよう。そうしよう。


ドブで咲こうが百合は百合である。
カスミ草だっていい
この際ヨモギだっていい(咲くのか?)

転んでもタダじゃ起きないよ。
読み聞かせボランティア。
声に表現力がつきますように!