今、弁護士や司法書士、社会福祉士に加え、行政書士が専門職として成年後見人として活動している。

社会保険労務士会も業務拡大し、後見活動を位置づけている。年金や社会保険に強い社会保険労務士は、成年後見にうってづけだ。

ただし、ノウハウの蓄積がなく伸び悩んでいるのが現状だ。顧問先との連携や年金相談を機会に徐々に広まるとは思うが、社会的に認知されるのは時間がかかるだろう。

そもそも専門職が後見分野に期待されるのは、法律に強く、高い倫理性だろう。無料年金相談などに取り組んでいる社会保険労務士が社会貢献の一環でさらに活躍を期待したい。