この12月の13日が来たら
父が亡くなってから8年となる、、、
早いような、随分と昔のような。
自宅介護ののち、家で私が1人で看取った。
同じ部屋に居た母は、認知症で
一晩中、壁をガリガリと、指でなぞっていた。
かつて、私が小さいころ
親に聞いたものだ
『結婚記念日っていつ?』
しばらく沈黙したあと、
『12月1日だよ』
私には亡くなった兄がいる。
兄の誕生日は、9月1日
『ふ〜ん、ほとんどハネムーンベイビーか』
その時は、何にも思わずにいた。
私の中で、それを聞いた時から
12月1日は、両親の結婚記念日
2人の銀婚式も、それからの記念の日も、すべてが12月1日が基準
私が働くようになってから、両親の結婚記念日をお祝いした。
銀婚式には、温泉一泊旅行、お揃いのコーヒーカップ。
30周年にも、温泉一泊旅行と。
その5年ごとのお祝いを両親は喜んでくれた。
両親が亡くなってから
何かの手続きのために、2人の戸籍謄本を取り寄せた。
2人の婚姻の日付が記載されていた。
『えーーー!!12月1日じゃないし』
春のとある日、2人は結婚していた事実
私なりに推測してみた。
私が誰かと付き合っていた時や、
結婚した時、何度も何度も、いやらしいぐらいに
『腹に子はいないだろうな??』とこの上もなく鋭い目で聞いてきた。
今となっては、『さずかり婚』とか言われるが、昔々の親の時代
対面上、『でき婚』は、恥ずかしいものとされていたこと。
まして、我が娘にも『でき婚』をされては心配だと思った親は、その手のことに、神経を尖らせていたのだと思われる。
だが、しかし、その両親の事実は変わらない。
ただ、私が聞いたとき、咄嗟に計算したのだろう、兄の誕生日を遡って、10ヶ月。
安直にも、それから随分の年月、私に祝われることなぞ、頭になく、、、、(笑)
毎年、12月1日は、両親の結婚記念日
咄嗟についた親の嘘は
私にとっては、事実を知っても微笑ましく、親にとっては、咄嗟の嘘が本当になっていったのだろうと思われる。
けっして、その時々には、
苦々しい顔ではなかった2人だったから。
12月になると、ふと思う
いや、『ふっwww』
先走った2人の情熱か、、、
はたまた、父がよく言っていた『責任をとったんだ』
まさにw
死ぬまで、隠し通した2人だが
暴いた私(笑)
今更、何もない。
それはそれで良し。
人生を全うした姿に手を合わすだけ。
今日は仏花を変えよう、結婚記念日だから(笑)
今年は、暖かい12月1日になりそうだよ。
やっと、うちの庭の紅葉も色づいた。
