円堂率いるサッカー部のメンバーたちは、昼休みに、とりあえず1年生を置いて2年生だけで偵察しに、中途半田のクラスへと向かう。

円「ここに居るのか?そのとにかくすっげぇ女子!!」
半「あぁ。俺の隣の席なんだが、大体昼休みは自分の席で寝てるか読書してるから…教室に居ると思うぞ?」

中途半田のクラスにつき、半端が居るかどうかを確認する。

半「あ、いたいた!あのこだよ。あの窓際の一番後ろの席で外を見てる子。」

そこには、よく顔は見えないが、綺麗な青い髪をしている一人の女子が、退屈そうに外を眺めていた。

円「へぇ、あの子か!よしっ!当たって砕けろだ。行ってくる!」
風・染・豪「おいっ!?円堂!!」

円堂はみんなの言葉も聞かないまま、独りで走ってその子のところまで行き、机の真正面で腰をおろし、話しかけた。

円「なぁっ!お前、名前は?」

女子はゆっくりと円堂のほうへと視線を移す。後からみんなも走ってき、その子の机を取り囲んだ。そしてまたゆっくりと視線を巡らせ、円堂を見る。

みんな「っ!?」

はっきり言って、円堂たちはかなり動揺していた。なぜなら、目の前に今いるのは、今まで見たことのないような…綺麗な少女だったから。

少女「…椎名…、由夜…。」

とても奇麗な声だった。透き通ってるようだけどハッキリしている。

円「そうかっ!!俺、円堂守!よろしくな!!椎名w(ニコ」
由「堅苦しいのは嫌いなんだ。由夜でいい。」
円「そ、そうか?そんじゃ…由夜…よろしくな?」
由「…よろしく。」

そしてまた横を向き、外を見始める。円堂と半田以外のメンバーは、その横顔をしばらくの間まじまじと見つめていた。円堂は返事に困る様子もなく、ただただ笑顔で話しかけ続ける。

円「なぁ、おまえすっごく体力あるんだろ!!俺らと一緒にサッカーやろうぜ^^」
由「サッカー?…別にいいよ?」

そのあっさりとした返事に、一同は口を大きく開けて突っ立っていたが、円堂のうるさすぎる声で正気を取り戻した。

円「本当か!?本当にサッカーやってくれるんだな!!」
由「ん。別にいいよ。」
円「マジサンキューな!椎…じゃなくて…由夜!!」

円堂が、由夜と握手をしようとするのを、他の二年生軍団が必死で阻止する。それを見て由夜が微笑み、その可愛らしい笑顔に、一同は顔を赤くした。


end
円「よぉーし…皆!今日もサッカーやろうぜ!!」
 
 部室の中で元気いっぱいに叫んでいるのは、我らがキャプテン。円堂だ。その周りを囲むように、サッカー部の部員達は座っていた。
 帝国との試合の後、円堂達はやっとサッカー部としての自覚を持ってきたのか、ようやく練習をする姿勢へとなっていた。

壁「でもキャプテン。俺ら12人じゃ…いくらなんでも少ないすぎないっすか?せめてあと何人か欲しいところっすよ。」

1年生の壁山がおずおずと口を開く。確かにその通りだ。メンバーも、豪炎寺を入れれば、何とか12人と、試合はできるメンバーである。しかし、万が一の事も考えると、あと2、3人は欲しいところだ…と円堂は考えた。

円「ん~…でも、他の部活の生徒は皆俺の勧誘には目も向けてくれないし…。誰か使えそうな人材知ってるか?出来れば帰宅部で!」
染「帰宅部で使えそうな人材~?そんなの居るわけねぇだろ!」
半「あ、俺知ってる。」

二人の会話を聞いて、何もかもが中途半端な、中途半田が手をあげた。
半「ちょっ!!俺の扱いひどくね!?」
円「何一人で突っ込んでるんだよ、半端(笑)」

なにげノリノリなキャプテンである。とりあえず、円堂達は、半田いじめをやめ、半田の話を聞く事にした。

風「で、その使える人材ってどんな奴なんだ?」
半「ん~…。たしか、俺の聞いた話だと…シャトルラン185回…だっけ?そんな感じだった様な気がする。」
皆「しゃ…シャトルラン185回~!?」
 (ありえねぇ~;;;)
円「すっげぇぇええなぁああ!そいつ!!絶対仲間にする!!」
壁「俺なんか26回ッスよ~;;」
豪「お前は低すぎだ。」
壁「うぅ~っ;;」
風「でも、そんだけ体力があるんじゃ…確かに有力選手だな!」
半「だろ?でも…一つだけ問題点があるんだよな…。」
円「何だよ問題点って?そんなにすごい選手なら多少の事は目をつむるさw」
半「…分かった。じゃぁ、良いか?お前ら…心して聞けよ?」
皆「あぁ!」

半「実はそいつ……女なんだ。」

皆「は…はぁぁあああ!?」
染「女子で185回!?うそだろ!?」
風「おい、半端。嘘付くならもっとましな嘘にしとけよ。」
半「ホントだって!!しかもめちゃくちゃ美人なんだぞ!!!」
皆(ホントかよ…。)
円「何だ。そんな事か。別に女だろうが男だろうが関係ないさ!さ、それじゃぁ、早速、そいつをスカウトしに行くぞ!!」
皆「えぇぇええっ!?」
風・染「本気で言ってるのか?円堂。」
円「もちろん!さあっ、皆行くぞ!!」
(しら~…)
円「キャプテンの言う事は…?(黒笑」
皆「ぜっ…絶対!!」
円「よしwじゃぁ決まったな!それじゃぁ皆したくしろよ!行くぞ^^」
皆「おぉ~…(だいじょうぶかなぁ…;;)」