今回投稿から着生植物のカテゴリーを追加しました。とは言ってもラン科植物やシダ植物など気ままに投稿していきたいと思っています。着生するものなら何でもゴジャレで投稿していきたいと思っています。
日本固有の着生ランの中にボウランという種があります(海外にも同種のものがあります)棒状の多肉質のランです。日本でも南方系の原産地とするランです。
自宅のボウランが開花しました。開花時期が7月~8月で紹介されていることが多いのですが、まだ5月だというのに開花とはやはり温暖化ということでしょうか。
4個が開花しており21個のつぼみが確認されます。自宅では冬は自然の中で越冬させる自然栽培で流木に着けて育てています。当地では霜や降雪もあり冬の乾いた風が吹き抜けます。ある意味花芽分化が上手くいったのかもしれません。特に保護もしませんでしたがよく開花してくれました。もともと高木に着生していますので丈夫なランと言えます。
よく紹介されるのは花に鑑賞価値がないとか紹介されますが、私は好きなランです。ラン科特有の弁と舌をもちます。華やかな色合いではありませんが、唇弁(舌)はベタで先端が分かれているのは大きな特徴かと思います。人間は好まないですが虫が好む芳香があるようです。自宅のボウランは緑弁の赤紫色の唇弁ですので一般的な色合いかと思います。
※マクロレンズで撮影しましたが上手く撮影できませんでした。
どこの産地かわかりませんが、もう一つ流木に着けたボウランがありますので機会があれば紹介したいと思います。いずれにしましても改良を重ねたボウランではありませんので原種がもつ奥深さを感じます。