最後に図書館に行った日に借りた本。


それは、明日には緊急事態宣言が出ると言われてた日。

息子の幼稚園が自由登園になってから、2週間おきに図書館に行って絵本を借りていた。
近隣の他市の図書館はもうすでに休館してるとの噂を聞いていたので、緊急事態宣言がでれば我が市の図書館も休館する事は予想できた。

その前に借りれるだけ借りよう!と貸出制限30冊のうち、息子の絵本を20冊!
これがハードカバーだから重い‼️
自分にも10冊…
と思ったけど、館内では
「30分以上の滞在はしないで下さい」とアナンスが流れる中、腕が千切れんばかりに重い絵本20冊抱えて、息子を従えて本を吟味する暇はなく…
とりあえず、少しでも重量を軽くする為に本日返却された本の棚から、文庫本を…
ライトノベルを避けるように適当に選んで借りて来た。

だからこの本を借りたのは、著者名に覚えがあっただけて、たまたま偶然その日返却されて棚にあったからだ。


読んでみてビックリ‼️

粗筋は…
東京新宿のタワーマンションに住む男が脳腫瘍で余命宣告されているが、激しい頭痛の中、意識だけ200年後の子孫の体にタイムトリップしてしまう。
そこでは、インフルエンザを改良して作られたウィルス兵器によって人口が激減し、高さ2キロにもある超タワーで人々は絶対的な階級社会、貧富格差で暴動が起きている中、主人公は現在と未来を行き来して、解決を探る…

ザッとすぎる粗筋なんですけど、筆者は9.11のツインタワーが崩れる映像に衝撃を受けて構想を得たという。

なんですけど!
インフルエンザを改良して作られた新型のコロナウィルス!
中国が生物兵器として、ワクチン、効ウィルス薬が出来てないのに使った。
世界中にパンデミックを引き起こして、人口の何割も死んでしまった。
とかの設定が、今の新型コロナのパンデミックを連想させてしまって…
あまりにも似通ってるとこが多すぎて、なおかつタイムリーに読んでる事にびっくりしてしまいました。

タイムリーなのは、誰かがきちんとセレクトして読んだからなのかもしれないけど、私がその本を手にしたのは偶然だったから。

小説の中では、100年以上新型コロナに苦しめられた人々を救う為に脳腫瘍と戦いながら、効ウィルス薬の開発の鍵となる数字を、ある方法を使って何万と覚える事に主人公が成功し未来を救う。

現実も早く、ワクチンや効ウィルス薬ができてくれればいいなと思います。


図書館は次の日から休園になり、5/31まで休園し、返却期限は6/14までとなりました。