chapter 3
月に1、2度程度の
心休まる時間
ほんの数時間だっただろう
会いたいと思う時間から
離れたくない時間へ
時が止まれば
この時間がずっと続けば
そんな陳腐な言葉は使いたくない
ただ少しだけ
もう少しだけでいいんだ
心休まる時間
ほんの数時間だっただろう
会いたいと思う時間から
離れたくない時間へ
時が止まれば
この時間がずっと続けば
そんな陳腐な言葉は使いたくない
ただ少しだけ
もう少しだけでいいんだ
chapter 2
すっかり春を迎えた4月の終わり
あれは確か4月29日午前2時頃かな
寂しくて怖いと口実を作り
彼女の声を聞こうと電話をかけた
出なくて当然の時間
そう思いながらかけた電話に
彼女は元気に出てくれました
1時間ほど話した頃に
「今から行ってあげるよ」と
口では断りながらも
涙がでそうなくらい
ただただ嬉しかった
彼女が来てくれると
優しく僕を包んでくれました
すると僕は気持ちを隠す事が出来ずに
好きだと伝えました
これから2人でいる
幸せで苦悩が続く日々が始まりました。
あれは確か4月29日午前2時頃かな
寂しくて怖いと口実を作り
彼女の声を聞こうと電話をかけた
出なくて当然の時間
そう思いながらかけた電話に
彼女は元気に出てくれました
1時間ほど話した頃に
「今から行ってあげるよ」と
口では断りながらも
涙がでそうなくらい
ただただ嬉しかった
彼女が来てくれると
優しく僕を包んでくれました
すると僕は気持ちを隠す事が出来ずに
好きだと伝えました
これから2人でいる
幸せで苦悩が続く日々が始まりました。
chapter 1
雪が時折ちらつく寒い日の夜
少女のような笑顔の彼女に
彼は出会いました
表で小さくなりながら
「寒いね」と
お互いの煙草に火をつける
たった一本の煙草
ほんの10分程度の
2人で過ごす初めての時間
自己紹介すらまともに
出来てなかっただろう
ただ強く思ったのは
「俺が守ってやらなきゃ」
自己の犠牲を決めた瞬間でした。
少女のような笑顔の彼女に
彼は出会いました
表で小さくなりながら
「寒いね」と
お互いの煙草に火をつける
たった一本の煙草
ほんの10分程度の
2人で過ごす初めての時間
自己紹介すらまともに
出来てなかっただろう
ただ強く思ったのは
「俺が守ってやらなきゃ」
自己の犠牲を決めた瞬間でした。
