忘れられない大好きな彼と、友達以上でも以下でもない彼
どちらかを選べるなら前者

後者はずっと私と一緒にいたい、私がいたらそれだけで良いと言う
前者は、ある程度の距離を保ち一生私を見守りたいと言う

時々の前者とのやりとりにドキドキし、毎日の後者のメールに申し訳ない思いを抱く

でも、今の私には現状維持しかない
ズルいとわかってる

それでも現状維持
人との距離の取り方は、自分で考えている以上に難しい

恋愛関係なら、追うと逃げ、逃げると追われる
でも、感情優先だと、どうしても追ってしまうし、追わないと離れていきそうな危機感で、ついつい距離を縮めてしまう

どんな間柄が距離を縮めた方が良いのか
私にはわからなくなった
友達ならある程度の間を保つ
感情優先にならないように間を持たないと、自分が疲れる

いろんな意味で、自分は人と関わるのが苦手なんだと思う
表面は誰とでも仲良く、いざこざを嫌い、穏やかに出来る
でも、心底距離を縮めたいと思うことが無いのは、近づく面倒臭さを先に考えてしまう冷めた性格からなのかもしれない
もっと熱く、人と接して、おせっかいして、達成感を持って…
想像しただけで、うんざりする

少し前まで私も普通に熱くなることもあった
今は熱くなる体力がない

いつからか、人は孤独だと悟り、誰と話しても自分以外の人の言葉は信じられないと諦めた

距離か…
近づきたい人は、近づいてはくれないな~
自分からは近づけない
今はじっと、待ってるしかない

生まれた時から一緒にいた幼馴染のお姉さんがいる
一つ年上で、優しくて、綺麗で、穏やかな人だ

三年前、母が亡くなった時私は悲しみのどん底にいた
都会で一人暮らしの私は、毎日悲しくて悲しくて、泣き暮らした
死んでしまいたい
ママのところに行きたい
そればかり考えていた

三ヶ月経ち、幼馴染のお姉さんが、ご主人の転勤で私の近くに来ることになった
きっと母が、寂しがっている私のために、お姉さんを側に来させてくれたんだ
私が寂しくないように、私を支えてくれるように

そのお姉さんが、地元に帰ることになった
ご主人の転勤だから仕方ない
これまで、ほぼ毎月会っておしゃべりしていた
私が悲しい恋をした時、何も聞かずに、いつか話してねって素敵な小物入れをくれた
ランチして、新しい話題の場所に行き、笑い、話した

今日、お姉さんから、何もしてあげられなかったねってメールもらった
涙が出た
寂しい
地元で待ってるからねって言葉が私の帰りたい心に沁みた

もうちょっと一緒にいたかった
私こそ何もしてあげられなかった
ごめんなさい、ありがとう

これからも、私のお姉さんでいてね