昨日の着信から、また心の傷が疼きだした

好きで好きでどうしようもない
でも、その大好きな人から言われた最後の冷たい言葉
心の奥をグッサリとえぐり取られ、まだ傷口が膿を持ちじくじくしている
思い出すだけで涙が溢れ、思考が止まる
苦しくて嗚咽してしまう
そんな想いをこの7ヶ月抱えて、どうにか表面は乾燥してきて、外気に当たっても痛みを感じない状態にまで来てたのに…

皮膚の傷は消えても、見えない傷は一生残るんだな
別れを告げられた時、私は彼を待ってると言った
その言葉に、同級生としてまた連絡すると言った
私にはそれが一番悲しかった
同級生としてなら二度と会わない
私にとってはもうただの同級生ではないから…
その事は付き合ってる頃何度も話した
もう戻れない…と
それをわかってて、同級生としてと言うのは、もう二度と会わないって言ってるのと同じ
あなたは、会えるなら同級生としてでもいいと思ってる
それもわかってる
でも、私は無理
同級生として会うなんて、また私の傷が深くなるだけ
だから、私はもうあなたに会いません

プロフ画像を消した次は、あなたの連絡先を消し、LINEはあらたに始めるかもしれません
そしたら、もうあなたとは連絡するすべがなくなる
今の住所も変わるかもしれない
もちろんあなたには教えません

こうして少しずつ離れていきます
私はあなたのいない世界でこれからも生きないといけないのです

きっとあなたももう私を探すことはないでしょう
人生の中で、一瞬共に生きた
それだけの存在だと思ってください
あなたの事は忘れません
私にとっては一生で唯一の人です


不良になるつもりだった
いい年をして、不良もないが、今まで心にブレーキをかけてたものを取り外し、とことん悪くなってやろうと夕べは思って、ささやかな決意をした

彼との想い出の日を境に、彼をパンドラの箱に戻す
二度と開けることのないパンドラの箱

その日まで少しずつ慣らす為に私の存在を消していこうと思った


その一歩でLINEのプロフ画像の顔写真を消した

昨日は彼の定休日
気付くなら昨日だと思った
だから、昨日私は自分も自由になる選択をした
それなのに…

明け方、着信音がツーコール

彼からだった

バカじゃないの???
奥さんと約束したから二度と電話しないって別れる時冷たく言ったくせに
最後はちゃんと話して欲しかったのに、その気持ちも組んでくれず、理由も聞くな、電話もしないって、これまでの事を全て否定されたような気持ちにさせて突き放されたのに、ここで電話してくる?

私が写真消した位で電話してどうすんのよ?
二度と会わないつもりで私を切ったんじゃないの?

もう私がLINE止めたと思った?
私達の繋がりが切れたと思った?
この繋がりが無くなったら昔と同じで連絡の方法はないよ
本当に二度と会えない

また気持ちを引き戻すの?
ズルイよ
やっと別に気持ちを持って行けると思ったのに
他の人にも目を向けられると思ったのに
放ったらかしておいて、私を束縛するの?
もう私を自由にさせてよ

涙が出た
悔しくて憎くて頭に来たのに、それよりも嬉しかった自分が悲しい

まだ私を想っててくれているんだ
忘れて自分の生活に戻ってると思ってた
私にも忘れろと思ってると思ってた

もうわかんない
でも、引き戻された

また決心が揺らいだ
しばらく、パンドラの箱の封印は延期

どんな女性になりたい?
と聞かれて、いつも【たおやかな人】と答えていた

たおやかって、なんとも他の言葉では表現出来ないような、独特の女性らしさがある
穏やかで、優雅で、上品で、ほんのりした優しさや色香
周りの者を包み込むような母性も感じる

そんな、女性に憧れた
人から、あの人はたおやかな人だねって言われる大人の女性になりたかった

子供の頃、祖母に言われた言葉がある
『あなたは上品な顔立ちをしている  上品な顔はなろうと思ってもなれないんだよ』
小さい私にはよくわからなかった

でも大人になって、いろんな人を見て来ると、綺麗な顔の美人さんでも、上品ではない事に気づいた
いくら化粧をして、上品な言葉遣いをしていても、祖母の言ったとおり、上品にはなれない
私の顔が上品かどうかは自分ではわからないが、祖母の言葉に自信を貰ったことは確かだ
テレビに出ている誰もが認めるイケメン
でも何か好きな顔じゃないな~と思っていたが、それは彼の顔が下品だからだった
いわゆるイケメンではなくても惹かれるのは上品な顔の男性だった
どこか昔から上品に反応する物をもっているらしい
それは自分が持ってるからか、持っていないことへの憧れか
もう十分にいい大人
たおやかで上品な女性に一歩でも近付きたい
そこへ導いてくれるのは、上品な大人の男性のエッセンスかもしれない