当たり前に食べていた母のお弁当

私の好きなものをたくさん入れてくれた
大人になっても、職場がお弁当になると早く起きて作ってくれた
たまにオムライスがあり、フタを開けると卵が覆っていて、やったー!と喜んだ
女子のお弁当だというのに、量は結構なもので、別タッパーに果物が入っていたり栄養面でも申し分なく有り難いお弁当だった

もうあの母のお弁当は食べれない
温かく、ずっしりと、愛情たっぷりのお弁当
母みたいな女性になりたかった
全てがお手本だった
最後まで我慢強く弱音を吐かなかった
我慢するところだけ今の私は似ている
それは間違った我慢
我慢する必要のない我慢
今の私を母は呆れて見てるだろう
いや、怒っているかもしれない

ごめんなさい
あなたの娘は悪い子になりました
でも、人を愛することを知りました
いつかまた会ったら、いっぱい謝るから、温かいお弁当を笑顔で作ってね
私も満面の笑顔で口いっぱいに頬張って食べるから
早く会いたいな