不思議なことがあった

彼と別れた翌朝、痛かった右肩から首筋の痛みが嘘のように消え、向けなかった右に首が回るようになっていた

もともと肩こりがひどかったが、昨年秋から尋常じゃない痛みが続いていた
自分でもおかしいなって思い、肩こり外来の病院を探していた
年末になると、なぜか些細な勘違いや思い込みが多くなり、年のせいかなと思っていた

その痛みが消えた時、フッと頭に浮かんだことがあった

これは何かの生霊??

最初は彼の奥さんの生霊だと思った
でも、違う…何かが違う

彼は優しくて私のことを37年間頭の片隅に想っててくれた
付き合っている頃、その想いが痛い程わかったし、現在ではもう時間を戻せない痛みに耐えていた

そんな彼が、別れの話をした時、支離滅裂で、何を言っているのかわからないほどの滅茶苦茶な理由を一方的に言い、その前から私が怒るようにしむける発言をした
今日言ったことと、次は真逆の事を言い、私の話はまるで耳に入らない
何かに取り憑かれているようだった

復活してからの事を振り返ってみた
それでわかったのが、私が他の人からアプローチされていると話したことから、彼がずっとやきもちを焼き、何かにつけて、つっかかってきていたことだった
全てがそれでリンクした

私の肩の痛みは彼のやきもちからだったんだ
彼の強いやきもちが生霊になって私へ飛んできていた
こんな話をしたらオカルトじみているのかもしれないが、私にとっては怖くもないし、嫌でもない
むしろ、こんなにまで私を想ってくれていたのかと嬉しかった
それなのに、やきもちやいて欲しくて話した事が、彼を追い詰めてたのかと思うと切なくなった

今はきっと、私と別れたことで暫くは彼の気持ちも軽くなっているはず
私の連絡先も全て消した彼は、もう私が何をしているかさえ見えないし、見えないとやきもちも焼かないだろう
また気持ちが落ち着いて、私を懐かしく想ってくれる日が来るかどうかはわからないが、その時私は彼を受け入れないだろう

もっと、私を信じて欲しかった
私は彼しか愛さない
一生で一人だけ
そう言ったのに信じてくれなかったからやきもち焼いたんだよね
私の言葉を、私は一生賭けて証明する
人生の最期で、彼がそれを知ってくれたらそれでいい