誕生、幼稚園、小学校、中学校、高校、短大や大学、就職、結婚、出産、子育て、子供の成人、夫婦での老後、死…
自分は普通の人間で、普通の温かい家庭に育ち、何不自由もなく過ごしてきた
普通に結婚して、普通に子供を生み、普通のお母さんになるはずだった
なのに、なぜ…???
どこで歯車が狂ったの?
会社が無くなってからかな…
目に見えないけど、確実に人生は変わった
それまで与えられた人生、守られた生き方を、自分で選択し、行動する人生に変わった
そこでつまづき、今まで味わうこと来ない地獄をみた
生きるため、やるしかない時は何でも出来る物だと思った
それから、心に何か逸物を抱えたような気がする
自分の周りで不幸な事がたくさん起こった
父が選挙の手伝いをして、違反で捕まった
専門家の指示の元にやっていたのにも関わらず、父だけが責任を取らされた
私はお金のトラブル
世界一優しかった兄からお金を借りた
私のことはずっと守ってくれると思っていた兄から冷たい言葉をたくさん浴びせられた
派遣では将来が見えないと思い、絶対出来ないと思っていた営業の仕事に就いた
毎日、毎日、外勤
のしかかるノルマ
どんな時でも母と二人で頑張った
お金がない時は散歩した
二人でたくさん楽しいことを考えて、どうにかなるさって明るく二人で笑ってた
仕事の関係で、私は思いがけず東京で生活することになった
その10年前に三年間東京で暮らし、もう家から出ることは考えてなかっただけに戸惑ったが、父からの頼みだった
母はやっと東京から戻った私を再度出すのは嫌だったと思う
それでも、頑張って軌道に乗せて早く帰って来てと送り出してくれた
上京しても毎日泣き暮らした
自分から上京したかった以前と違い、ホームシックの毎日だった
東京での生活にも少し慣れて来た頃、母が病気になった
私を世界一愛し、私がいたら何もいらないと言ってくれてる母の元に私は全て捨てて帰りたかった
でも、それは出来なかった
毎月帰る度に小さくなる母
ふくよかで、明るくて元気な母だった
我慢強く、決して弱音を吐かず、痛みをも口にしなかった
出来る限りの事をしたつもりだったが、母を救えなかった
私は自分を攻めた
未だに夢を見る
夢の中の母はやっぱり病気なんだけど、こうしたら母が元気になるという方法を毎回見つけて安心する
そして目覚めて夢だったと気づく
心が弱くなってるから優しくされるとふらっとなるのか、フラフラしてるから言い寄られるのかわからないが、今の私は両方当てはまる
すっかり愛人体質になってしまったのか、自暴自棄ではないが、優しくしてくれる人がいたら頼りたくなる
それでも、どこかで真面目な性格が出て、それに歯止めをかけたり、自己嫌悪になったりする
そんな自分が更に嫌になる
突き抜けることも、止まることも出来ない
強引に引っ張られたらそっちにいけるのかな…
体調も悪いここ数日は弱った心を持て余す