社会人になってから、長いこと仕事をやってきた
就職する時、特にやりたいこともなかったので、地元で証券会社の支店に入った
有名企業で、高収入
時代の波に乗り、20代は好きな物を買い、海外旅行を毎年し、三ヶ月に一度は金曜の夜に上京し、土曜に青山の美容院でパーマにカットにトリートメント
日曜の最終で帰っていた
毎日辞めたい気持ちだったが、贅沢な暮らしを捨てられるほどのやりたいことも見つからない
仕事はかなり忙しかった
残業も夜中までとか、今では労働基準法に引っかかるくらいしてたし、それでも終わらず家に持ち帰りやってた時期もある
入社してから指導してくれた先輩が四ヶ月目で寿退社
その先輩のあとを引継ぎ一人でやる仕事は、私に重度の肩こりとストレスを与えた
時間が無いのでタクシーで東洋医学の整体に通ったり、マッサージも休みにはどこまででも行っていた
それで治るはずもなく、未だに肩が張り、盛り上がり、初めて行くマッサージ屋さんでは必ず驚かれる硬さ
茶筒を揉んでるようだと表現されたこともある
まず指が肩に入らないらしい
昔よりは良くなったと言ってもまだまだ今も硬い
頭痛や鎖骨辺りが痛くなるのは、とっくに過ぎたので、肩こりありきの体になっている
忙しい仕事だったので、私にアシスタントまで会社は付けてくれたが、未経験の自分より20歳くらい年上の方だったので、逆に気を使い、お願いする形で仕事をしてもらってた
良い方だったが、後輩達とケンカが絶えず、その仲裁も私のストレスだった
そんなに頑張った仕事も、時代の流れの悪戯か、会社が呆気なく無くなってしまった
それを朝のめざましテレビで知った
その日はドラマのロケを見学に行く予定で、トヨエツに会える段取りまで整え、差し入れのお菓子も準備していたのに、自宅待機になり、友達に差し入れを託した
あの日から随分時は経ち、派遣の仕事、営業、上京したり、戻ったり…
今は東京で働いている
ここ数年で、これからの人生は、絶対はないから、自分の好きな事をやれる人生を目指そうと思った
他人があれこれ言っても、責任を取ってくれるわけでもない
自分に無理だとか、出来ないって規制をかけずに、何でもやってみよう
出来なかったらそれも自分のせいだし、修正してやれるようになるかもしれない
やらないよりはやった方がいい
人間、先はわからないから、死ぬ時に楽しかったと思える人生にしたい
好きな物に囲まれて、大切な人達の笑顔があって、穏やかでゆっくりとした時間が流れる…
そんな毎日が実現するように、今は喜怒哀楽、しゃかりき働き、良いこと悪いこと経験し、良い人悪い人に出会い、時が来るのを待っている
