続きです。

しばらくすると、警察が到着。


警察が到着した事を電話口で伝えて
電話を警察にかわる。


少し、現状を警察本署に伝えている様子。


その後、到着した警察官に私がどんな状態で
男の子を見つけたかの状況説明。


すると、警察官が男の子に話しかけた。


「ボク?分かる?今日は服着ないと寒いよ?今日はどこに行こうとしたの?おじさんの事分かる?この前もお話ししたよねー。」



どうやら、保護ははじめてじゃない様子。

警察官が説明してくれた。


3、4回は保護していて


この子は発語や会話が出来ない。


家の中でもほぼ、裸で生活しているからそのまま飛び出してきたんだろう。


前回はこの道の先の○○(今の場所から2キロくらい先の大通りの交差点)で、保護した事。


多分、親御さんは居ない事に気づいて探していると思う。


こんな様な事を教えてくれた。



まずは、虐待から逃げてきたり
家からこの状態で放り出された訳じゃない事にホッとした。


でも、余計なお節介だけど、全裸で外に出てはいけない事が理解出来ていない事や裸足なのが
気になった。



多分、10分くらい警察官と話をしていたら
軽自動車が近寄ってきて停まった。



中から女の人が出てきて


母親「すみませーん。お世話になります。」そう言って、警察官に挨拶する。



警察官「こちらの方達が保護してくれたそうで、17時20分くらいの時間帯だそうです。」



母親「そうなんですね、すみません。今日はこっちの道だったんですね。。細道から出て右か?左か?悩んだけど先に左の道から探したので時間がかかってしまって。。。すみません。

トイレに入るまでは居たんですが。。。いつもは開けられない高い方の鍵を開けて出てしまったみたいで。気をつけていたんですが。。。見つけてくださってありがとうございます。本当にすみませんでした。」


母親が男の子の家出の経緯を警察に説明しながら、私たちにも何度も謝ってくれる。


男の子が無事で良かった事。私たちは大した事はしていないのでそんなに謝らないで下さい
と、だけ伝えた。


私と通行人の男の人はもう一人の警察官と
職場、フルネーム、身分証、生年月日、電話番号等を確認され、後は警察で処理しますので
との事で解散になった。


私は通行人の男の人にお礼を伝えて車に乗り込もうとした所で


母親と警察官の会話が少し聞こえた。


「施設とか、病院を検討した方がいいんでしょうか。。。小学校4年生なのでそろそろ、この状態で外に飛び出すのも。。。」


凄く、悲しそうな声だった。


そりゃ、そうだよね。
可愛い我が子も、どんどん体は大きく成長する。

いくら、障がいがあっても
成人した男の人が道を歩いていたら
保護どころか逮捕だ。

名前も言えず
住所も言えない

そうなると、自宅に帰ることも出来ない。
自分が年老いたら
この子はどうなるんだろう。って考えるよね。

そんな、未来の事を考えて
不安になるあのお母さんは、本当に辛いだろうな。

帰り道。色んな感情が溢れた。